読書の記録

諸般の事情により、割と時間があったので先々週くらいからちまちま読んでいた「震える牛」、イッキ読み。
内容は手の込んだサスペンス。
あちこちに伏線が散りばめられていて、クライマックスを読み終えると、あれがヒントだったのね!
と気づく。
とにかく、加工食品がますます食べたくなくなる話。
安いからといって飛びつく愚かな消費者ではいけない。
本物を見る目を持たないと。というのが素直な感想。
------- 以下、「BOOK」データベースより引用 -------
警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。
当時の捜査本部は、殺害された二人に面識がなかったことなどから、犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。
しかし「メモ魔」の異名を持つ田川は関係者の証言を再度積み重ねることで、新たな容疑者をあぶり出す。
事件には、大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境、加工食品の安全が大きく関連していた。
現代日本の矛盾を暴露した危険きわまりないミステリー。