観劇へ

本日は、仕事をサクッと終えてダッシュで三軒茶屋へ。

話題の「マクベス」です。
シェイクスピアのお芝居は、7年くらい前に先輩にチケットを貰ってこれまたダッシュで行った、
さいたま芸術劇場の蜷川幸雄演出の「タイタス・アンドロニカス」以来。
これがすごい怖いお話で(途中で吐き気を催したくらい)、今度もおどろおどろしい感じだったらどうしよ…と不安だったのだけど、
そこまでドロドロでもなく。
本当は長い話だそうだけど、そこはものすごくミニマムに、かつ日本的に演出されていました。
ゴテゴテした舞台よりも、こういう削ぎ落とされた演出の方が好きだなあ。
すごく「攻めている」演出でした。
素人が言うのもナンですが、シェイクスピアの台詞って、結構日本人が喋るにはムリがあるのかな…と思いました。
耳で聞くだけだど難解で、比喩に富んでいてやや高尚な文章だと思うのです。
だから、観る方もすごく頭を使うというか。
欲を言えば、ここまで演出を「和」にこだわるなら、「まちがいの狂言」のように、もっと「和」に傾いた表現の方法を見てみたい。
韓国やNYにも遠征するそうなので、評判が楽しみ。