刺激的なタイトルだ。
2008年発刊の書籍ではあるが、戦後の日本情勢をよく分析している。
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序文に目を通して見ると「果たして今日本という国、我が祖国はこの地球上に存在しているのだろうか。
ふと疑問に感じる時が増えた。
確かに、地図上には日本国がある。
しかし、それは単に日本という土地があり、その上に1億の民が暮らしているだけで、国家の体を成していないのではないか」

明確な日本国の像が、私にはだんだん見えにくくなっていると、著者は綴っている。

主権があって、初めて独立国である。
主権とは何か?
領土、国民の生命、財産そして営々と先人が築いてきた伝統文化、歴史を守ってこそ主権国家と言える。

ところが、今の日本はどうか。
島根県の竹島は、長らく韓国に実効支配されている。
東シナ海の尖閣諸島は、日本人の上陸さえままならない。

尖閣諸島周辺では、中国がガス油田開発に着手し、既成事実を着々と重ね、尖閣諸島を事実上自国に組み込もうとしている。

北朝鮮では、日本人が拉致されたままで、今なお未解決のままだ。

こうした、戦後積み残してきた問題は、いずれも歴代の総理の責任だと断じている。

ページをめくって見ると、それぞれの評価と、歴代総理らの写真が出て来る。

小泉純一郎、福田康夫、小渕恵三、加藤紘一、後藤田正純、宮澤喜一、河野洋平、細川護煕など、今では懐かしい方々ではないだろうか。

こうした歴史を鑑みても、来る参議院議員選挙は、再び日本の政治の歴史を変える選挙だ。

しっかりと、対処したいと考えている。








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