知人の多くは、長期休暇で休み疲れ。
頭はボー、休暇で体は休まり、元気いっぱい。
こんな方が多いのではないだろうか。

こちらは、相変わらずの仕事中毒であり、ひたすら事務所に出て、山積みの書類に目を通す。

そんな中、香川県に転勤となって、暫く会っていなかった知人が、帰松を機会に訪ねてきた。

彼は、既に日本人と結婚し、日本名で以前から日本と中国の橋渡し的な、医療の仕事をしている。

暫く、仕事の状況を話題にし、中国への医療での貢献を、興味深く拝聴した。

その後、せっかくの機会であるので、中国人から見た「尖閣諸島問題」や「中国人の日本感」を問いただしてみた。

既に、日本での仕事に慣れ、生活の糧を日本の医療機関に求めているので、遠慮がちであったが、口に出てきたのは、安倍首相の強気発言を危惧する話であった。

中国人は、日本との関係を良好に保ち、お互いに両国の国民の幸せを求めるべきであり、特に領土問題には触れずに、長い時間を掛けて、妥協の道を探るべきだと認識していたという。

しかしながら、あえて日本から尖閣諸島問題に触れられ、しかもこのところ、安倍首相の「どんな圧力、妨害にも屈しない」などの発言は、中国の幹部からすれば、国民に対して何も行動を起こさないわけにいかないところまで、きていると危惧していた。

まさに口は災いのもとか。

知人の発言を鵜呑みにするわけにはいかないが、重要な事は先ず国民を守ることであり、両国政府の意地を見せつけることではないと考える。

外交は、凛とした態度で、したたかに、粘り強くではないだろうか。

日本の外交交渉、交流の幼さの一端に触れた一日であった。

同時に、中国の環境問題対策で協力し、両国の関係を良好に維持すべきであると発言したが、中国は現状では受け入れを拒否せざるを得ないとも、回答された悲しい一日でもあった。



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