再び「亡国予算」闇に消えた「特別会計」北沢栄著より

特別 会計の不要金の活用は、
92年度以来の実績に照らせば、最大12兆7000億円(1999年度)規模となる。
また、最小でも9兆8000億円規模(1994年度)の資金を
社会保障財源などに使えるのだ。

このことを逆に見れば、一般会計資金のやせ細りをよそに、
肥大化した特別会計が10兆円規模の使い残しを毎年出すほどに、資金をダブつかせている実態を示す。
 
政府は、積立金と不要金というストックとフローの両面から余剰資金(埋蔵金)を補足し、一般財源と借金減らし(国債償還)に活用することを、ただちに考えなければならない。

消費税の引き上げはその後である。

今回14兆円をいう多額の予算が組まれている。
手順は、まず無駄を省くこと。その後に本当に必要な所に予算をつけること。改革の手順を間違ってはならない。