福島で見たもの見えたもの・・・② | 横山田のブログ

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いわきから広野町へ。


現在も広野で居酒屋「元気百倍」を営んでいるエグモちゃんの案内で。


正直、この目で見たものをどう書いていいもんやろうか・・・
どこか綺麗に書こうとする自分・・・書いては消し書いては消し。



たった1泊2日で行っただけでホンマの福島の現状に触れる事がおこがましいから?
大阪からぽっと来て何が分かるか、間違った情報で誰かを傷つけるかも・・やから?
結局何にもでけへんかった自責の念から?


はじめっから自分に出来る事は何???
特技があったり楽しい会話が出来る訳でもない。
そんな感情が頭の大半を占める中、がんばっぺさんに会いたい!エグモちゃんに会いたい!

行かずに後悔をするよりもとにかく行ってみよう。そんな気持ちでした。

しかしそんな自分を温かく迎えてくれたがんばっぺさん。エグモちゃん。グルっぽ「がんばっぺの野望」の皆さんホンマにありがとうございました!!


皆さんが手作りで成し遂げた一大イベントに参加出来た事!最高に嬉しかったです!!




華やかなイベントが「明」とするならば、翌日見て周った被災地福島は「暗」でした。

エグモちゃんに案内してもらった広野町。
津波で折れ曲がって原型を留めない鉄の塊と化したもの・・・。
もはや土台しか残らない家跡、一階部分が津波に流されそのまま放置された家屋・・・。
茂みを除染する作業員・・・。
普通なら子供たちが走り回っているはずの校庭に誰も居ない。まったく人を見かけない・・・。

校庭の向こうに見える海。猛威をふるったのが嘘のように静まり返っているこの海に「返せ!!」「奪ったものを全部返せ!!」って念じる自分をこの大海原はあざ笑うかのように・・・。

すれ違う〇〇県警、他府県のパトカー。
広野の自然に溶け込むようにある公園も原発に従事する作業員の為に仮設住宅、駐車場が建てられサッカーのグランドも同じように・・・。


避難解除になっても人口が激減した広野町。
エグモちゃんも店がある広野~避難しているいわきまで毎日何十分もかけて往復しています。
今年広野の学校が再開するそうですけど子供の安全を本当に考えているんでしょうか?行政は。
疑問に感じます。もちろんエグモちゃんは広野の学校に返すつもりは無いと言ってました。


エグモちゃんの運転で案内された広野への道のりはほんの数時間でしたけど、被災地が受けた傷、
激変した生活環境、子供たちが強いられている我慢の現実。
終始、決して愚痴は言わず気を使って会話をしてくれたエグモちゃんやけど精神的にギリギリなとこでなんとか明るく前向きにやっていこうと考えている姿、姿勢に頭が下がる思いでした。

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がんばっぺ福島!!  大好きドキドキ広野!!



エグモちゃんありがとう!!また絶対に会いに行くから!!
「元気百倍」バック 大切に使いますね~音譜


エグモちゃんとお別れをして野口さんの運転でいわきの海岸へ。
そう。
震災前まで「がんばっぺ」さんが住んでいた美しい街。

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                      校庭に山積みされた『被災財』



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この目で見たもの見えたもの・・・




永遠に忘れる事は無いでしょう。