決特を終えて

 

昨日、7日間に及ぶ決特が終わり、私は正直、ホッとしています。

つかの間、「やっと少し、一息つける・・・!」というタイミングでしょうか。(ただ、すかさず、冬に向けた予定が入ってきていて、相変わらず、予定はパンパンです。笑)

 

というのも、9月には一般質問があり、決特の間には、出張・大学試験・イベント(セカツナ)・映画の中間制作のラッシュ(※1)締切もあり、盛りだくさんの秋を過ごしているからです。(充実しているとも言えます。)

 

総括質疑では、せお麻里議員の包容力ある質問に、私は感動しました。

品川区議会において、時代が変わっても残していきたい古き良き部分、優しさ、心意気、視野の広さを継承してくださっている議員さんのお1人です。

 

以前、同じ会派で一緒にお仕事をさせていただいたなかで、せお議員の素晴らしさを私は目の当たりにしてきました。

 

まず、メンタルがものすごく強いです!笑

オペ看の経験、障害のあるお子さんを育てている子育て経験、仲間を思いやる心や優しさがハンパないです。

 

つぎに、視野が広いです。通常、自分のことで精一杯だと、視野が狭くなりがちですが、せおさんの場合は、ご自身が大変な時でも、いつも視野の広さを持ち続けています。

 

さいごに、温かい!区政に、優しさとぬくもりと温かさ、心と魂を込めてくれています。せおさんの熱意は、暑苦しくメラメラ燃えたぎるような類いの熱意ではなくて、じんわり温かく、ただ、その温かさというのは決して冷めることがなく、まるで温泉のように、まわりの人たちのモチベーションを上げ、チアアップしてくれます。

 

私は、やっぱり、せおさんが好きなんだと思います。

 

 

また、今回の決特では、品川区議会の新人議員さんが増えたこともあり、他の委員さんたちが、どのような質問をするのか?も楽しみにしていました。

 

新井副区長をはじめ、品川区議会の決算で初めて答弁に立つ、部長さん・課長さんたちの緊張した姿もありました。

 

新人時代から見守っていただいている方から「横山さんの新人の時とは、新人さんも随分変わってきたね。」と客観的なお話もいただきました。

 

私の時は、それはもう、はじめての決特は緊張度合いが凄かったです。

優秀な職員さんたちがずらりと並んで、委員会室の圧迫感がものすごかったです。重厚感と熱気もありました。

 

先輩議員から分からない部分に対してアドバイスを受けたり、自分から原稿のチェックをお願いしたり、そして、決特が終わった後も、先輩議員をはじめとする各方面の方々から、ご指導・アドバイスをいただき、修正を重ね続け、育てていただいた結果、今の自分のスタイルがあります。

 

ただ実は、新人の頃、そのありがたみに気づくことができておらず、議員としての自信も無く、内心、アドバイスを批判されているようにも感じて、少なからず傷つきもしました。

 

「分からないなりに頑張っているが、理解されていないのではないか?」と不安になり、

「ダメ出しのようで、指摘を受けるのがつらい・・・。」と傷つき、

「修正した方が良い部分だけではなく、よかった点も言及してほしい。」とか「修正点だけではなく、どう修正したら良いかの具体例も一緒に伝えてほしい。」と悩み、もがき、苦しんでいました。

 

私には、分からないことがあれば、すぐに聞くことのできる心ある先輩方が複数いました。

体当たりで数え切れないほどの議論をさせていただくことのできる環境があった自分の新人時代を思い出し、恵まれていたなぁ、と、懐かしく思います。

 

意味をうまく理解できなかったアドバイスの時には、先輩議員にお願いして、もう一度、その方に会う機会をいただき、「アドバイスの○○の部分が理解できなかったのですが、詳細を教えてください。」「参考文献はありますか?」「どのようにすれば、それができるようになるか、具体的な方法を教えていただけませんか?」とお聞きして、本をお借りして読んだり、ビデオを観たりして研究しました。

 

多くの方々に気にかけていただき、トライ&エラーを繰り返してきましたが、時代の変化が激しいので、常にアップデートするべく、毎回の委員会で、必ず1つはチャレンジを設定するようにしています。

 

例えば、素敵だと思った先輩議員の真似をしてみたり、原稿無しで質問したり、私はたくさん聞きたくなってしまって早口になりがちですが、聞きやすい速度(文章ボリューム)に抑えたりしました。

 

私は細かいところに気がつくタイプで、言いたいこともたくさんあるので、全部、自分で原稿を作りたいですし、自分で考えたいのですが、以前、1度、原稿の一部を丸ごと作っていただく貴重な体験をさせていただいたこともありました。原稿を他人に作ってもらっている議員さんが過去の時代にいたらしい、と聞いたことがあり、どんな気持ちになるのか?どのような効果があるのか?を実験したかったからです。(その意図をお伝えして、打ち合わせをさせていただいた上で、チャレンジしました。)

 

プロフェッショナルでエグゼクティブな方々から、部分的なアドバイスをいただくだけでは物足りず、全体を通して深い学びを得たかったのですが、なるほど、そういう切り口があるのか!と、誰が聞いても分かりやすい工夫がされており、本当に勉強になりました。

 

私には、いくら努力を重ねても、そのような完璧な質問は作れない現実も目の当たりにしました。絶対に同じクオリティの原稿は書けません。

 

ただ、真似できる部分やそこから得た学びを自分なりにアレンジして、現在に活かしています。

ご協力いただいた方々に、心から感謝しています。いつも、ありがとうございます!!

 

 

初めての決特は、33歳だったので、体力もありました。

42歳になり、疲労度合いもなかなかのもので、引き続き、メンテナンス重視だな、というのも感じました。

「健康づくり」と言いますが、健康は「つくる」んですね。

 

40代って、TODOがもの凄く多いですし、自分の老化とも向き合う必要があるし、ミッドライフ・クライシスもありますね。

 

私は情報を多くインプットし過ぎてしまうので、目や脳が疲れやすいですし、トレーニングしていますが、持ち前のメンタルの弱さも気をつけなければならないですし、子宮筋腫が膀胱を圧迫するので、会議中のトイレも近いので、中年期は本当に体調管理が命だな、と身に染みて感じるところです。

 

いろいろありますが、それが人間というものですね。

 

私にできることを日々、楽しみながら、チームの仲間と共に取り組んでいきます。

 

 

(※1)ラッシュとは、「撮影状態確認のための、音声の入っていない未編集プリント。またはその試写。取材が終わった収録テープで、まだ編集が終わっていないテープをいう。スタッフ間で試写、検討するときに「ラッシュを見る」などという。」