【雑感】埼玉県の虐待禁止条例について

 

他の自治体で起きていることは、私たち地方議員にとって、大きな学びとなります。

 

私が、まず感じたのは、「どうしちゃったのかな?」というところです。

 

全国の地方議員が、「子どもの虐待」に関する基礎知識をどれだけ理解しているのか?

 

新人の地方議員さんで、ご不安な方や、

ベテラン議員さんも、復讐じゃなくて、復習の意味で(笑)、

書籍「子どもの虐待はなくせる!~安心して子育てができる社会を考える」に、新人議員さん向けのQ&Aのコーナーもあるので、ぜひ、お手にとって、ご覧いただけたら、私は嬉しいです。

 

 

 

 

そこでも触れていますが、「文化」や「風土」の違いを軽視してはいけないと感じることが最近、多いです。

 

新しいことをする時に、「ハレーションは、起きても仕方ない!」という部分は多少はありますね。

 

やはり変化に痛みは伴うのだけれども、

 

ただ、

 

例えば、アメリカやイギリスの政策の先進事例をそのまま日本に持ってきても、通用しません。

日本社会に馴染ませるような、様々な工夫が必要だと私は考えています。

 

ハレーションからの「衝突」や「傷つき体験」などは、可能な限り最小に抑えた形で、導入していくということを考えたいです、私は。

 

古き、慣れ親しんだ文化・風土への「あいまいな喪失」に対するグリーフケアも必要です。

 

その部分が結構、地味で、地道で、大変なので、

リーダー職というのは、そうした想像力を巡らせながら、

みんなで一緒に考えていく、気持ちを受け止め、癒していく、という作業が大切なのかな?と、

自戒の念を込めて、書いてみました。(ちなみに私も全く十分には、できていません。学び中です。)

 

ちなみに、日本の風土に馴染む、新しい時代の子育て政策を作るときに参考になる国として、

「イスラエル、イタリアと日本の家族観と親支援」の事例や比較が、もしかしたら?ということを

西澤哲先生に以前、アドバイスいただいたことがあり、

私は自民党時代、山田太郎参議院議員や井出ようせい衆議院議員から、ご指導をいただき調査研究をしていました。

 

 

あとは、

 

スピード感を持って、やりたい!

・・・のだけれども、「焦り」は禁物だったりもしますね。

(私は気づくと焦ってしまっています。。。)

 

チームの顔ぶれを見ながら、個々人の能力に無理の無いペースに合わせる、ということです。

 

業務配分の設計が甘かった時に、トータルしたら逆にスピードが落ちる、ということがありました。

あとは、「仕事ができる人たち」への負担は高まりますね。

 

埼玉の事例から、品川区でいかせる部分を私なりに探りつつ、調査研究に取り組んでいきます。

 

 

(写真は、書籍「子どもの虐待はなくせる!~安心して子育てができる社会を考える」で、社会福祉士・保育士・こども家庭庁参与の辻由起子さんに、神奈川県大和市議会の町田れいじ議員と一緒にインタビューした時のものです。)