品川区議会のホームページから、本会議や委員会の会議録を閲覧することができます。
先月の予算特別委員会の会議録のうち、私の質問を一部抜粋したものを掲載いたします。
2015年3月10日の土木です。
○横山委員 おはようございます。私は、303ページの駅周辺等放置自転車対策事業、放置防止指
導啓発、そして331ページの子ども達のアイデアを活かした公園整備についての確認をさせていただ
きます。
まずは、子ども達のアイデアを活かした公園整備からお伺いいたします。
平成20年に品川区の基本構想の中で出されました子ども達のアイデアを活かした公園づくりの第4
号ということかと思われます。まずは、子ども達のアイデアを活かした公園づくりの経緯を確認させて
いただきたいと思います。
区立小学校18校の3年生から5年生、女子15名、男子15名が参加をして、3回にわたるワーク
ショップを開催し、自分の体験した遊びの話し合い、商店街などで自分たちが知らない公園の使い方の
インタビュー、他区の公園の見学を通して、ワークショップの成果として、公園の模型をつくり、専門
家によって遊びのアイデアとして基本計画案にまとめられたということでよろしいでしょうか。詳しい
経緯と遊びのアイデアの内容をまずお願いいたします。
○多並公園課長 私からは、子ども達のアイデアを活かした公園づくりについてお答えさせていただ
きます。
委員が今ご紹介いただきましたとおり、子ども達のアイデアにつきましては、平成20年策定の基本
構想の中で、次代を担う子どもたちが主役となって公園づくりをしていこうという観点でワークショッ
プを進めながらつくっていったものでございます。当時、3、4、5年生を募集しながら進めてきたと
ころです。全体的に4回のワークショップの中で段階を踏みながら、子ども達のアイデアを含め提案し
ていただき、最終的には区のほうでまとめたところでございます。
アイデアとしましては全部で16のアイデアがありまして、例えば、跳ねるだとか、飛び降りるだと
か、そのようなアイデアの中のもう少し具体的な方策ということで、その中では24のアイデアがあっ
たものでございます。それで言えば、例えばターザンロープだとか、トランポリンだとか、飛ぶ石だと
か、そういうものを提案いただき、それを全て区としても今後の公園整備に活かしていこうと進めてい
るものでございます。
○横山委員 ありがとうございます。4回のワークショップを開催されて、16のアイデア、そし
て24の跳ねるとか、飛び降りるというような、そういったキーワードから区のほうでまとめられて、
ターザンロープだったり、トランポリン、そういった遊具としてそのアイデアを活かされているという
ことで、大変すばらしく、そして次代を担う子ども達のアイデアを活かしてというところで、夢のある
すごくすばらしい事業だと思います。
そして、荏原南公園ということで、今回、第4号となるわけですが、第1号の鮫洲運動公園、第2号
の二葉公園、第3号の東品川公園、それぞれの公園の特徴と、遊具の設置例、そして現在の状況を教え
てください。
○多並公園課長 これまでの子ども達のアイデアにつきましては、まず、鮫洲運動公園につきまして
は、一番象徴的なのが全方向すべり台といいまして、なかなか普通では発想できないような遊具、今も
子どもたちの人気になっているすべり台がございます。
また、二葉公園につきましては、ぶらさがりゲート、また、ダイナミックなすべり台、ただ、比較的
狭い中でやっているところがありますので、その中で工夫しながらアイデアを活かしたところでござい
ます。
東品川公園につきましては、現在、鮫洲運動公園で人気がありました全方向すべり台を入れながら、
また、そこにつきましては地元の小学生にもいろいろご意見を聞きながら、新たな子ども達の意見も聞
きながら遊具を選定しているところまで含めて行ったところでございます。
○横山委員 ありがとうございます。
続けてお聞きしたいのですけれども、荏原南公園改修工事基本、実施設計委託として、972万円と
ございます。平成27年度以降の今後のスケジュールについて、決まっているものをあわせてご説明を
お願いしたいと思います。
あと今、第3号の東品川公園では、地域の児童と一緒にご意見を活かしてというところであったので
すけれども、近隣小学校の児童と公園に設置する遊具を一緒に考える身にワークショップ、意見交換会
が開催されたということで聞いております。荏原南公園でも、例えば近隣の第二延山小学校に協力を得
ながら、3年生から5年生の児童によるアンケートの実施ですかと、ミニワークショップの開催によっ
て、実際に公園を利用する子ども達の考えを聞き、その結果を活かして設計を検討していただきたいと
要望いたしますが、区のお考えをお聞かせください。
○多並公園課長 まず、スケジュールの点でございますが、平成27年度につきましては、設計を行
う予定でございます。平成28年度工事の予定をしてございますが、まずは荏原南公園につきましては、
さまざまな方がご利用いただく、また、荏原地区でも非常に貴重な広い空間ということがございますの
で、そこの地元のご利用の実態だとか、また、ご意見を踏まえながら進めるということで、平成28年
度意向という、そういう丁寧な進め方をしたいと思ってございます。
また、子ども達のアイデアにつきましても、東品川公園で行ったような第二延山小学校、確かに学区
域の中にある学校でございますので、東品川でもかなり地元から公表があったところでもございますの
で、そのような経緯を踏まえながら、ここの荏原南についても実現できるように、学校とも連携を図り
ながらこれから進めてまいりたいと思ってございます。
○横山委員 ありがとうございます。ぜひ近隣の学校、第二延山小学校の子ども達、荏原南公園を毎
日のように利用しておりますので、ぜひ子ども達の考えを取り入れていただけたらと思います。ありが
とうございます。
今お話にもあったのですけれども、荏原南公園は地域の核となる公園でございます。お子さんから高
齢者まで幅広い年齢層の地域の方々のご利用があり、さまざまなご要望が出てくるかと思います。公園
利用者や町会とのワークショップの開催、または住民説明会の実施などによって、ぜひ地域の幅広い層
の方々の声を積極的に取り入れて、状況を勘案しながら総合的に整備の内容を検討していただきたいと
思っております。
そしてこうしたワークショップ、住民説明会なのですけれども、よりよい公園整備のためだけではな
く、多世代間の地域交流のための契機にもなり得ます。ふだん公園を利用しているけれども町会に加入
するきっかけが少ない独身の方々やファミリー層などにも呼びかけてご参加いただくことで、地域活動
等への参加の促進、町会・自治会への加入促進につなげるチャンスでもあると考えますが、ワーク
ショップや住民説明会の開催時に、町会・自治会加入のご案内や、品川区の広報紙配布など、地域イベ
ントの案内をしていただいたりですとか、地域活動課との連携についてもお考えをお聞かせください。
○多並公園課長 住民説明会、地元のご意見を聞く件でございます。以前ここの荏原南公園につきま
しては、直近ですと平成4年に改修したところでございます。このときも説明会を開きながら、地元の
ご意見をお聞きし、公園整備の内容を決定する際もきめ細かく聞きながら進めたところでございます。
今までの公園の中でも住民説明会を進めながら、地元のご意見をよくお聞きしながら進めているところ
でございますので、今後についても、この荏原南、特にご利用が多い、また、荏原の核となるところで
ございますので、より丁寧にお聞きしながら進めていきたいと思います。
地域活動課との連携につきましては、今後、協議してまいりたいと思ってございます。
○横山委員 ありがとうございます。ぜひ丁寧な地元とのやりとりですとか、他部署との連携をぜひ
お願いしたいと思います。
また、防災機能につきましてもお伺いいたします。防災かまどベンチ、防災収納ベンチ、防災トイレ
ベンチ、仮設シェルターになるような防災遊具、ソーラー照明など、防災機能をつけてほしいというよ
うな地域の声がございますが、その辺も区のお考えをお聞かせください。
○多並公園課長 防災設備につきましては、これまでも地元のご意見をお伺いするとともに、必要な
箇所には防災設備をつけてございます。先ほども申しましたように、繰り返しになりますが、荏原南は
荏原の核の広い場所でもございますので、防災の観点からも非常に重要だと思っております。そのよう
な観点からも、かまどベンチですとか、マンホールトイレ等、必要なところを地元のご意見をお伺いし
ながら進めていきたいと思ってございます。
○横山委員 ありがとうございます。ぜひ防災の観点の面でも地元の声をお聞きいただいて、ぜひ安
心して防災機能としての公園としても、子ども達のアイデアという面でも、ぜひお願いできたらと思い
ます。大変期待しております。よろしくお願いいたします。
次に、駅周辺等放置自転車対策事業、放置防止指導啓発についてお伺いいたします。
以前、西小山駅周辺の放置自転車対策について質問をさせていただきました。その後、指導警告や東
急西小山駅の民間駐車場への案内を実施いただきまして、迅速なご対応に大変感謝しております。しか
しながら、とても残念なのですけれども、いまだ放置自転車が減るということはなく、それどころか警
告や案内の用紙が路上に捨てられ、それらを近隣住民の方に拾っていただくという作業が増えてしまっ
たという状況となっております。
以前、松澤委員より戸越銀座のバリケードの事例、また、過去にはほかの委員の方々から、マナー向
上のための子どもの絵による路面シート、看板、花壇の設置などの事例が紹介されておりますが、計画
的かつ効果的な放置自転車対策を強く要望いたします。私も何度も現場を確認しておりますし、地域の
方のご意見からも、ほとんど同じような自転車が毎日朝とめられ、夕方、夜、乗られていくということ
で放置されているような現状がございます。放置している方へのアンケートや聞き取り調査は実施して
おりますでしょうか。また、すぐ目の前に民間の東急の駐輪場がございます。福岡市交通局の乗っチャ
リパスのような鉄道の定期券と駅駐輪場の定期券を合わせた割引販売の実施など、目黒区や東急電鉄と
も連携をしながら、ぜひ対策に取り組んでいただけないでしょうか。そのあたりの放置自転車に関する
お考えをお聞かせください。
○田口交通安全担当課長 今、委員ご指摘のとおり、我々も3つの対策ということで、指導啓発、撤
去作業、また駐輪場の整備を進めているところでございますが、実際になくならない、なかなか難しい
というのが現状でございます。
駐輪場の利用者に対するアンケートは実施しておりますが、放置した者に対するアンケートは行って
ございません。
それと、鉄道事業者との協力の割引ということでございます。鉄道事業者ともいろいろと協議を重ね
て、駐輪場設置の要望等も行っております。ただ、割引という点につきまして、現在、我々も他区の状
況等を見ながら利用料金を決めている状況でございます。ただ、現在の利用価格がこのまま続くとかと
いうことではなくて、これも今後の推移を見ながら検討していきたいと思います。したがって、今すぐ
割引云々ということはございませんが、引き続き、利用価格、またその他のサービス等もあわせて検討
していきたいと考えてございます。
○横山委員 お答えありがとうございます。指導啓発、撤去、そして自転車駐輪場の整備、大変区の
ほうでしっかり取り組んでいただいている、そういったことは私もすごく理解しておりますし、一生懸
命やっていただいているというところではあるのですけれども、やはり駅の周辺の撤去の区域にかから
ない部分のぎりぎりのラインのところ、そして西小山に関しては、目黒区と品川区の区界ということで、
品川区の方、そして目黒区の方、両区の方が自転車を放置されている、そういった状況がございます。
角ということで、緊急車両が通ったりですとか、事故の面ですとか、早急に対策をしていただきたい、
そういった箇所でございます。割引ですとか、利用価格の面、サービスの面というところでご検討いた
だいているかと思いますけれども、ぜひ何か少しでも、一歩でも進めるようなことがございましたら、
ぜひお願いしたいと思います。要望で終わらせていただきます。
◆品川区議会 会議録 2015.03.10 予算特別委員会 より一部抜粋しました。
http://www.db-search.com/shinagawa/etsuran/h27-0310y6.pdf