妊娠中の喫煙が良くないことは、
多くの人が知っているでしょう。
ですが・・・
何がどのように良くないのか?
まで知っていますか?
胎児に与える影響とは・・・
最もよく知られているのは、乳幼児突然死症候群(SIDS)です。
最も大きな要因がタバコと考えられており、両親が喫煙している場合、
喫煙していない場合と比べて4.7倍ものリスクがあるといわれています。
それ以外にも、流産や早産などのリスクも高まると考えられていますが、
最近の研究で、健康に生まれても、その後の子供成長に影響を与える
ことが分かってきました。
ADHDと喫煙の関係性
ADHDをご存じでしょうか?
多動性、不注意、衝動性などの症状をもつ発達障害の1つで、
社会的ルールが増加する、小学校入学前後に発見される場合
が多いといわれていますが、大人になって働き始めてから、
気付く場合もあります。
このADHDと妊娠中の喫煙に関連性がある可能性が判明した。
カナダの研究チームは、6歳~12歳のADHD症状を持つある子ども
を対象にDNA解析と母親の妊娠中の喫煙の有無を調査しました。
その結果・・・
なんと、394人中171人の母親が、妊娠中に喫煙をしていたことが
判明したそうです。
さらにDNAの解析結果からは、喫煙リスクを高めると考えられている
遺伝子がADHDとも関係性をもつことが分かったようです。
研究チームによれば、ADHDの患者は、一般の人よりも若年で喫煙
を始め、止めたくても止められない傾向を持つことが分かった。
今回の研究は、喫煙とADHDは関連する遺伝子が同じであること、
母親の妊娠中の喫煙が、その遺伝子の変異に影響を与えていること
の根拠となると考えているようです。
このように、妊娠中の喫煙により胎児に与える影響は大きいのです!
それでも、アナタは喫煙するのですか?

