原口一博氏のツイートがコロナ重症者の基準が違うものを引用しており、現職?の国会議員がするにはあまりに酷すぎで驚いてます。
国会議員がいまだにこんな内容のツイートしてることに憤りを超えて情けなくなります。
2022/03/29現在(直近7日間)で全国で圧倒的多数の重症者を出して外出・移動の自粛要請を府民に出している大阪府知事。
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2022年3月30日
この状況でドバイ万博視察に行っている。
誰か止める者はいなかったのだろうか? https://t.co/cssvEgAJ9h pic.twitter.com/7NgrIC9caA
ブログで何度も記載しましたし、テレビでも報道されており、既に多くの方が重症者の基準が都道府県で違うことをご存じです。
原口氏のツイートにも多くの反響が寄せられており、住民の方の方が遥かに冷静に状況を把握されてます。
もう無視しようかと思いましたが、腹たってきたので過去記事の引用も含めて記載しておきます。
しかし立憲民主党、大丈夫か。
3.13の健康福祉常任委員会質疑の答弁も記載しておきます。
【横山】
Q1 大阪府における新型コロナウイルス感染症の重症者数が、同じ大都市圏である東京都に比べて多いという情報がインターネット上でも散見されるが、これは、両自治体における重症の定義が異なることが原因と考えている。
また、国が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの対策を検討するにあたっては、国の定義に基づく重症者数を踏まえて考えられているとも聞いている。
このように、東京、大阪や国において重症の定義が異なるが、改めて大阪府の重症の定義について、感染症対策企画課長に伺う。
(答弁)
A1(感染症対策企画課長)
○ 大阪府における重症者の定義は、令和2年3月19日付厚生労働省事務連絡に基づき、新型コロナウイルス感染症の治療のために、
・人工呼吸管理をしている患者
・ECMOを使用している患者
・重症病床における集中治療室(ICU)に入室している患者
のいずれかに該当する患者としている。
○ 東京都における重症者の定義は、
・人工呼吸管理をしている患者
・ECMOを使用している患者
のいずれかに該当する患者としており、大阪府と比べ対象が狭い。
○ また、国における定義は、令和2年8月24日付事務連絡において、
・診療報酬上の定義により、「ハイケアユニット入院医療管理料」等の区分にある病床で療養している患者
も重症者とするように変更された。
○ なお、国の定義は、ハイケアユニットの病床に入院していても必ずしもコロナの症状が重症とはいえないことから、大阪府においては、府定義に基づく重症者数を大阪モデルの指標等に用いており、国定義に基づく重症者数は参考値として公表している。
以上
上記基準のまとめ
メディアによっては(というか既にほとんどのちゃんとしたメディアは把握してますが)その辺り基準を合わせた数値も報道されております。
ただし数値上も決して大阪府の数字が低いとのではありません。非常に厳しい数値となっており、第六波また第七波に向けた議論をこの間続けてきました。
本当にこのブログでも、委員会の質疑でもさいさんさいし訴えて参りましたが、「大阪はコロナ対策が万全」などというつもりは毛頭ありません。
ただ恣意的な数値を抜き出し大阪の住民の不安を徒に煽ることは住民さんに正しい対応を誤らせることにさえ繋がる極めて危険な行動です。
一般の方の発信ならともかく、国会議員がこういった恣意的な数値を根拠もなく発信するのは「反対のための反対」「党利党略」でしかなく、こういった事態においては極めて不適切な行動であることを認識頂きたい。
【参考】
3.13の委員会では他にも保健師数や病院職員数についても触れました。
大阪府下の常勤保健師数と病院職員数(公立・独法)の推移。どちらも増加傾向。これで満足というつもりはないが維新府政で医療資源が激減しているかのような印象操作は住民不安を煽るだけ。
— 横山ひでゆき🌻大阪維新の会 (@yokoyama_hide) 2022年3月15日
また千里救命救急センターの補助金廃止は維新誕生前(平成17年)の決定事項。維新府政は関わっていない。 pic.twitter.com/uK5xqpEq0Q