1.日時 : 令和3年5月25日(火)14時10分から

2.場所 : 大阪府新別館南館8階 大研修室


【結果概要】


(1) 現在の感染状況・療養状況等


(感染状況・療養状況)

・緊急事態宣言が発出された4月下旬以降、新規陽性者数は減少傾向が続いているが、1日平均約 400 名の新規陽性者数が発生しており、高水準で推移している。


・週・人口 10 万人あたりの新規陽性者数は、市外居住者はステージIII(15 人)の基準に到達しつつある一方、市内居住者はステージIV(25 人)を依然、超過している。


・新規陽性者数に占める、夜の街の関係者及び滞在者数、特に居酒屋・飲食店に滞在歴のある新規 陽性者数は減少しているが、第3波の緊急事態措置期間中(1月末~2月)ほどは減少していない。


・陽性者のエピソードでは、3密のいずれかに該当するものや、時間帯を問わない会食の事例が多 く報告されている。


・重症者数は減少傾向にあるが、病床確保計画に基づく確保病床(224 床)に対する重症病床使用率 は 129%と 100%を大きく超過。軽症中等症病床使用率も、依然、7割弱とひっ迫している。


・60 代以上の高齢者の新規陽性者数が多く、引き続き、重症者数が一定数発生することが想定。


(滞在人口の推移)

・繁華街の滞在人口について、3月との比較では、梅田・なんばとも、大きく減少(4~6割減)。


  (飲食店に対する営業時間短縮要請等の実効性確保)

・府内の飲食店のうち、外観確認等により、20 時以降も営業中であると思われる店を対象に実地調査を実施。特措法第 45 条第3項に基づく、営業時間短縮命令の事前通知を、17 店舗を対象に実施済み。


(2)緊急事態措置を実施すべき期間の延長に関する要請等

・4月 25 日の緊急事態措置の開始以降、府民に対する不要不急の外出自粛要請や、飲食店や大規模 商業施設等に対する休業要請など、厳しい措置を実施しており、5月に入ってからは、新規報告 数も減少傾向にある。


・しかし、重症病床及び軽症中等症病床含む病床占有率はいずれもステージIVの目安を大きく超え る厳しい状況であり、今後も、医療提供体制のひっ迫は継続する見込み。


・重症病床占有率が十分に低下していない中で、緊急事態宣言を解除すれば、再び感染者の増加を 招き、重症病床のひっ迫を加速させることから、緊急事態宣言の延長は必要と考えられる。


・今後、京都府・兵庫県の両府県や国と調整し、緊急事態措置を実施すべき期間の延長について、 国に要請を行う。



恐れいりますが、会議資料につきましては、以下のサイトからご覧ください。


 (大阪府ホームページ)

大阪府新型コロナウイルス対策本部

http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku_keikaku/sarscov2/50kaigi.html