【第 35 回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議結果概要】
 (1)現在の感染状況・療養状況等
・1月5日以降、新規陽性者数は急増し、直近1週間では、前週比 1.96 倍とほぼ倍増。感染拡大の 規模・スピードは、これまでの波にないレベルに達している。
 
・直近1週間の人口 10 万人あたり新規陽性者数は 43.95 人(1月 11 日)と過去最多を記録し、陽 性率以外は国の分科会のステージIVの基準を大きく超過。
 
・年末年始は、会食・カラオケなど同窓会、友人や親族の集まり、新年会や初詣等のイベントによ り感染が推定される事例を数多く確認。
 
・医療提供体制は、重症病床・軽症中等症病床・宿泊療養施設いずれもひっ迫しており、今後、新規 陽性者数が1日あたり 600 名程度で推移すると仮定した場合、入院患者数が確保病床等を上回る 恐れがある。
 
(2)レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請等 
○レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請
・感染の急拡大や医療のひっ迫状況を踏まえ、特措法に基づく「緊急事態措置を実施すべき区域」に大阪 府全域を追加するよう国に要請したところであり、レッドステージ2に移行。
 
・国の基本的対処方針に記載されている緊急事態措置の内容に準じて、1月 14 日から2月7日まで要請。
 
 ・府民に対しては、「不要不急の外出・移動は自粛すること。特に、20 時以降の不要不急の外出自粛を徹底すること」を要請。
 
・イベントは、1月 17 日から、収容人数:5,000 人以下、収容率:屋内の場合 50%以下などを要請。
 
 ・施設については、大阪府全域を対象に、以下のとおり要請。
 

 
・上記以外の、運動施設、劇場、映画館、集会場等についても、営業時間短縮の協力を依頼。
 
 ・経済界には、「20 時以降の勤務の抑制」、「出勤者数の 7 割削減」をめざすことを含め、テレワークを推進することなどを要請。
 
 ・大学等には、「面接授業・遠隔授業の実施による学修機会の確保」「部活動、課外活動、学生寮にお
ける感染防止策、懇親会等についての注意喚起」などを要請。
 
 ○府立学校の今後の教育活動等について
・緊急事態宣言下の教育活動については、1教室 40 人の通常形態を維持しつつ、修学旅行や校外活 動等、宿泊や府県間の移動を伴う活動は中止または延期、部活動は練習試合や合同練習の禁止等、 集団活動を伴う活動は一部制限を強化。
 
・卒業式等の式典は、形態を工夫して実施。
 
・入学者選抜については、感染症対策や受験機会の確保に万全を期して実施。
 
○府主催(共催)イベント、府有施設における対応
・府主催(共催)イベントは、1月 17 日から2月7日まで、人数上限:5,000 人以下、収容率:屋内の場 合 50%以下、開催時間:20 時まで等の範囲内を目安に開催。
 
・府有施設は、1月 14 日から2月7日まで、開館時間を 20 時までに短縮、酒類の提供は 19 時まで。 開館時間短縮に伴いキャンセルされた案件は、利用料金は徴収せず、徴収済みの場合は利用者に還付。
 
【第35回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議】
1.日時:令和3年1月12日(火曜日)17時15分から
2.場所:大阪府新別館南館8階 大研修室(大阪市中央区大手前3丁目)

※誠に恐れ入りますが、本部会議資料は、次のホームページからご覧ください。
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku_keikaku/sarscov2/35kaigi.html