【結果概要】
(1)現在の感染
状況 ・療養状況
・ 直近1週間の 新規陽性者の発生動向は、前週比 0.83 倍と 、 減少 傾向にある が、 新規陽性者は1日約 280 名と高水準であり、強い感染抑制には至っていない。
・ 大阪市内の新規陽性者数について、市外との差は縮小しているが、依然、市内のほうが多い。市内の 20代、 30 代の新規陽性者数は時短要請前より減少しているが、 20 代は直近1週間で増加している。
・クラス ターの発生は止まらず、 直近2週間で 48 件。 高齢者施設・障がい者施設、医療機関、 児童施設・ 学校 、企業事業所、カラオケ、飲食店で発生 。
・ 重症病床使用率は、大阪コロナ重症センターの運用開始により、 70 %を下回るものの、依然ひっ迫している。軽症・中等症病床使用率も極めてひっ迫している。
・梅田及び難波の人出は、8月のミナミへの時短営業要請時よりも減少しているが、 12 月第3週以降は、増加傾向にある。その傾向は、 20 代・ 30 代で顕著。
・休業・営業時間短縮要請協力状況について、ステッカー登録店舗に対する現地調査では、おおむね9割程度が協力、またステッカー登録店舗以外も含めて街の外観を確認したところ、概ね8割程度で協力が見られた。
(2)レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請等
・大阪市内外ともに陽性者が減少傾向にあり、これまでの取組みの効果が一定出ているものの、夏のピーク時を上回っており、病床もひっ迫していることから、現在の取組みを1月 11 日まで継続する。
・府民に対しては、年末年始にあたり、「ステイ ホーム」に努めることを要請 。具体的には、「忘年会、新年会、成人式後の懇親会への参加は控える」「帰省は控える」「カウントダウン等、主催者がいないイベントへの参加は控える」「初詣をする場合は、できるだけ密を避け、時期を分散する」ことを要請。
・大阪市全域を対象に実施している、酒類の提供を伴う飲食店等への休業・営業時間短縮要請についても、継続して 1月 11 日まで要請を継続。
3 その他
○高齢者施設等検査センター(仮称)の設置
・ 高齢者施設等の職員・利用者について、少しでも症状が出た場合に簡易・迅速に検査を実施できるよう、スマートフォンや PC で検査の申込ができる仕組みを構築し、専用の検査センターを設置する。
・ 対象施設は、政令・中核市を含む、府内の高齢者施設等。実施時期は、令和3年1月 から 関係機関と調整がつき次第、速やかに 開始 する。
○年末年始における体制等
・相談体制について 、保健所に設置している「新型コロナ受診相談センター」は、 24 時間体制で、電話回線を増設し、対応する。
・診療・検査体制は、1日 約 6000 件を確保。
・入院医療体制についても、多くの医療機関の協力により、確保される見込み。
○新型コロナワクチン接種
・ワクチン接種は、都道府県の協力により、市町村において予防接種を実施。
・接種の順番は、医療従事者等に対する優先接種の後、高齢者向けの優先接種となる。
・実施主体である市町村事務に係る調整を行うため、年内に「大阪府ワクチン接種調整ワーキング」を設置予定 であり、年明けに市町村との協議を開始したい。
(大阪府ホームページ)大阪府新型コロナウイルス対策本部
http://www.pref.osaka.lg.jp/kikaku_keikaku/sarscov2/33kaigi.html