4区再編は人口規模が大きすぎないか
ご質問
私たち一般市民に、わかりやすく説明して頂けると助かります。
正直、いろいろな意見があり、どれが本当かわからない。賛成していいのか、反対していいのか?
個人的にはスリムな行政、住民の利益を目指すなら、4区割では難しいと思っています。
現状24区のまま区に権限を委譲する事は不可能なのでしょうか?
それではスリム化にならないなら、せめて半分の12区に。
お答え
ありがとうございます。大変大変貴重なご意見です。
こういった質問を頂くと本当にありがたいです。
賛成・反対、関係なくどんどんご質問お寄せ頂ければ幸いです。
さて、お答えの結論。
「都市の規模・権能等を勘案した上で、財政シミュレーションも勘案すればベストの案」
がお答えになります。
まずは区割りに関する考え方が次の資料です。
http://www.pref.osaka.lg.jp/fukushutosuishin/daitosiseidokyogikai/3hoteikyo.html
第3回法定協資料より抜粋
歴史上の経緯やコミュニティ、鉄道網などの公共交通機関、災害上の観点などから勘案されています。
その上で「4区案と6区案」が検討にあがりました。
区割りは議論の根幹であることから、現在「4区案」で議論が進んでいるところです。
6区案でなく4区案になった理由はいくつかありますが、大きな要因の一つが財政シミュレーションかと思います。
4区案
6区案
大阪市から特別区になることで区数に比例して職員数が「増える」ことになります。
窓口サービス等の充実に伴い一定の人件費コスト増が見込まれています。
もちろん個人的には24区のまま特別区になってくれてもいいんですが、それが叶わない大きな要因の一つが将来的な財政シミュレーションかと思います。
都市の規模や権能、そして将来的な財政シミュレーションを勘案すると現時点のベストな案が4区案、というのが現在までの議論の経過です。
・280万大阪市では大きすぎて住民サービスが最適化されていない。
・特別区に再編し住民サービスの最適化。
・移行時のイニシャル・ランニングコスト。
・将来的な財政負担。
これを勘案した結果の4区案、というのが結論です。
区割りや区数について多くのご意見も頂きます。
どうか、「いまの肥大化して目が届かない役所」との比較でご一考賜れば幸いです。
ご質問ありがとうございます!