個人的に今回の視察で最も楽しみにしていた視察先の一つが森記念財団さんが毎年行われている世界の都市総合力ランキングに関する聞き取りでした。
 
 
部屋にご案内頂くと最初に目に飛びこんできたのが大きなジオラマ。
 
東京を始めニューヨークやシンガポールなども配置されており、どのような街づくりがなされてきたのか、都市の規模感などが一目瞭然でした。圧倒されました。
 
さて世界の都市総合力ランキングについて。
昨年の総務常任委員会の質問でも取り上げさせて頂きました。
 
副首都ビジョンの中でピックアップされており、都市の評価を多面的に行っている先進的な事例です。
 
 
 
大阪は現在22位。
今回は特に大阪の総合力について特別にフォーカスして頂き他都市との比較を行って頂きました。
 
そのうち大阪の強みとしては
 
・海外からの来訪者数
・飲食店の充実度
・賃貸住宅の平均賃料が安価である、などの強みがあったものの、弱みとして
 
・GDP成長率
・国際コンベンション件数
・歴史、文化への接触機会
・ハイクラスホテル客室数
・ホテル総数
・都心部の被緑状況
・国際線旅客数
 
などが挙げられていました。
全体的にまだまだ都市力はトップクラスには遠く及ばないものの、てこ入れをすれば大きく都市力が向上するポイントもあり大変参考になります。
 
MICE機能の充実などIR・万博を目指す政策の中において大きく改善する要素もあり、2025年に向けて大阪が副首都としてレベルアップするための具体的ビジョンが明確に見えてきます。
 
2月の代表質問に反映させるとともに副首都議論の中で大いに参考にさせて頂き、建設的な議論ができるよう努めて参ります。