2月6日7日と上京し、東京都で行われている先進的な取り組みについて聴取して参りました。
まずは丸の内エリアの再開発。
三菱地所様が音頭を取り各関係機関との調整をはかられておられました。
利害関係者が多数いらっしゃる中での調整は本当に大変なものだと感じました。
一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会を立ち上げ、ステークホルダー各位にご参加頂いた上で理念の共有。
そこから具体策への落とし込みなど、考えるだけで気の遠くなるような調整事務を経ていまのビジョンがあると感じました。

皇居側から東京駅を見た写真です。
都心の真ん中に圧倒的な空間があり、高層ビルの中にあっても圧迫感はありませんでした。
大きなオブジェが贅沢に配置されてます。
大阪より「都市空間の余裕」を感じます。
これでもかとばかりにセットバックして整然と立ち並ぶビル群が、首都の貫録を感じさせますね。
この「セットバックして生み出される空間が街の価値を上げる」というビジョンを一体どのように利害関係者へと伝えることができたのか。
並大抵ではない根気と明確なビジョンの提示が必要だったかと思います。
大阪もこれから大きく変わっていこうとしています。
あたらしい街の再編があるのであれば大いに参考にすべき街づくりです。
ビル群の中に突如現れる緑の空間。憩いの場。
高層ビルの中においても余裕を感じさせる街づくりに圧倒されました。
やはり再開発は「ビジョンの共有」がいかに重要で、そして難しいことかと感じます。
大阪もうめきたやJR大阪駅・梅田駅付近はこれからどんどん開発が進むことになるかと思います。
みどりの空間や歩行空間の確保など余裕のある副首都の風格を出すべく街づくりの提案を進めていきます。