また本日発生したイレギュラー。
自民党府連も予想していなかったトラブルが発生し、茶番に拍車をかけました。
大阪府議会と同時刻に開催されている「堺市議会」においても上記同様の修正案が提案されています。
ところが、堺市議会においては、なんと「2.議題の選定、順序について」は上程される議案から削除されているのです。
おそらく地方自治法に抵触する恐れのある議案について、堺市長はじめ堺市執行体制では受け入れられないと判断したのでしょう。
堺市は市長が自民党府連と協合しているため、修正案が可決される見通し。再議もされない。
それでは違法な条例が可決されてしまう。これを恐れて修正されたものが出てきたのです。
と、この流れを知らなかった自民党府議団執行部は恐らくあせりました。
堺市議会と大阪府議会で、上程されている議案がバラバラなんです。
それに気づかなかった。
これではまた自民党府連がグダグダだと報道されて批判されてしまう。
よって、府議会臨時議会において13時過ぎに可決されてしまった議案をなんとか修正したい。
そこでとった行動が、
「知事にお願いして、再議を取下げてもらおう」
そして
「既に府議会で議決されちゃったけど、知事が修正したいなら修正するよ」
というものでした。
これには空いた口が塞がりません。
案の定、知事に門前払いされました。
この混乱により議会は3時間遅れで開催。
今回のトラブルについては恐らく公明党のみならず、自民党府議団内部の人間でさえ共有されていません。
いままでになかったような自民党府議団の迷走ぶりでした。
これだけの茶番をしておきながら、自民党府連から説明があったのは、
知事は話しも聞いてくれない、だの、再議はモラル違反だ、だの、自らのミスを責任転嫁するものでした。
これが彼らのいう「政治」です。
永きに渡り政治不信を積み上げてきた、彼らのなりの「政治」なんでしょう。
多くの人件費と労力を投じて開催された府議会臨時会は、何も得るものがないまま、何も変わらないまま閉会しました。
次は9月定例会です。
多くの政治課題について結論をだし、「解決」することがいま必要な「政治」だと我々は考えています。
9月定例会、そして秋のダブル選挙にむけて政治課題を解決するため邁進いたして参ります。