秋のダブル選挙までに混乱を収拾したい自民党が、急ぎ提案してきたこの修正案は案の定、中身を精査できていないものになりました。

特に先ほど挙げた

2.会議の会期、議題の選定、議論の順序などについて、

過半数で決めた場合、どのようなことが懸念されるか。

たとえば、都道府県である大阪府が権限を有する事業について、大阪会議にて議論されたとして、参加している政令市である大阪市と堺市が、政令市の有利に働くため協合し、大阪市と堺市の委員で過半数により決をとった場合、大阪府にとっては意に反する決定が大阪会議においてなされることになります。

これでは地方自治法に定められている自治体の長、固有の権限である自治体の運営について支障をきたす事になる。


よって、この度府議会において「再議」にかけられたわけです。

※再議とは、地方自治法に定められている、自治体の長の権限を侵害する恐れのある議会の決定については、再度審議し、過半数ではなく2/3の賛成がなければ決することができない制度

これにより、自民党府連提出の大阪会議修正案は否決されました。


と、この流れについては自民党府連は当初から当然に予想しており、かつ予想した上で、維新の混乱したイメージを植え付けたいが為だけにこの臨時議会を開催した手はずです。

まさに茶番。