東日本大震災から三年
三年前の今日は自転車に拡声器を積んでのぼりをさして走り回っていました。
なんかえらいことになってるで、と言われ事務所に飛んで帰ると、テレビでは異常な状況が映っていました。
遅まきながら、その年の夏に現地に入りました。
大船渡市、気仙沼市、南三陸町、石巻市
甚大な被害を目の当たりに言葉になりませんでした。
少しでも被災地にお金を落とそうと杉江府議、置田府議と夜に居酒屋にいき、大将とじっくり話しました。
魚や野菜がとても美味しかったのを覚えています。
あれから三年。
地震の揺れは止まず、建物の建築も思ったようには進んでいない状況かと思います。
あんなに美味しい食べ物の言われなき風評被害はまだ続き、福島原発の後始末も終わらぬ状況でこの国はまた原子力発電に舵を切ります。
あれからこの国では何が変わったか。
一人一人が被災地を思う気持ちを持ちながら、政治は国家や自治体の運営に変化をもたらしたのか。
この国は大自然の恵みを受けながらも大きなリスクを抱えている土地の上に成り立っていること。
リスクを国家全体で享受していくことの覚悟の元に、あるべき国家自治体を作っていくことこそが今の政治に課せられた責務であることを今一度心に刻み、為すべきことを為す。
震災で被害を受けた全ての人に祈りを捧げ、その思いを次の世代に繋ぐため私もまたがんばります。