29日に堺市長選挙が行われ現職の竹山氏が再選。

大阪維新の会は残念ながら思いを遂げることができませんでした。

14万票という民意を頂いたことは大変な重責であり、堺において引き続き街づくりに取り組んでいくところですが、都構想については一定堺市民のみなさんの結論が出たと言わざるを得ません。

勝ちに不思議の勝ちあり
負けに不思議の負けなし

本日、横倉府議団代表代行の挨拶中にあった野村監督のお言葉。

敗因はとにかく説明不足に尽きると思います。

市民の皆様にもっと都構想とは何か、これからの将来の大阪の形はいかなるものかを十分に説明し納得頂くことができなかったところにやはり一番の敗因があります。


堺もまた人口80万人の巨大都市。
擁する人口が大きくなればなるほど民意が行政に届きにくい。

地域密着行政を行う市町村にとって住民の顔が見えなければ民意を反映した行政運営はできません。

擁する人口が多くなればなるほど住民一人一人の顔は見えにくくなります。

池田市の人口は10万人
箕面市の人口は13万人

堺市の人口は80万人
大阪市の人口は260万人

全て、リーダーは一人。

わたしたちの声が届きやすい自治体はどこか、明々白々です。

例えば大阪府堺市(80万人)ではなく、大阪都堺北区(人口20万人)で街づくりをした方が本当の住民自治に近づけるという話しです。

反面、インフラ整備などは広域自治体任せます、規模の経済で公共料金の値下げがはかれます。

対世界として、街の大きな資産を選択と集中しながら戦略的に打ち出していくことができます。

自治体間のくだらない調整の手間を省くことでスピーディーで効果的な都市戦略が打てます。

こういった将来の大阪の街づくりに堺という街も協議に加わるか否か、が今回の争点の一つでした。

もし維新の市長が誕生していても、最後は住民投票で街づくりは決定します。

提示されるパッケージ案を見て有権者が街の在り方を選択することができます。

現職市長は恐らく法定協議会に参加する選択肢を選ばないため、堺はその協議に参加することすらできなくなりました。

もっとしっかり説明していれば、と悔やまれてなりません。

朝から夜中まで詰めて戦いましたが思い届かず、悔しい思いでいっぱいです。

これを受けて、これから先、さらにしっかり活動していくことを心に誓う次第です。