TPP参加の意図は周辺諸国、韓国や中国との国際競争に淘汰されないため、という意図もあります。
TPP参加の是非など、「関税」を議論するのは国際競争力の強化が主眼ですが、国際競争力強化でいうと関税もさることながら、通貨の動向が大切という主張もあり、これには賛成です。
昨日韓国が米韓FTAで強固な経済体制を構築したと記載しましたが、韓国の成長の要因にはやはりウォン安が起因していると考えます。
対円レートで、数年前から比してウォンは50パーセント程度下落(円高ウォン安)とのこと。
と考えれば、TPP議論の反対根拠として「関税を撤廃しても対ドル対ウォンなどで円高の最中では日本が負ける」という部分はごもっともかとも考えます。
そうであればやはり一体改革。 円の供給量を増加させ円高を改善できる術をとるべきです。
供給量をあげ円高・デフレを回避し、競争の舞台を整えて関税を下げ自由競争に向かっていく。
TPP参加と、マネーフローの増加。パッケージで行えばこの点のTPP参加への反論もなくなります。