淀川フォーラム実行委員会・淀川区役所主催のよどがわ大学に参加してきました。
第一回のタイトルは「東日本大震災から学ぶ」
まずは国土交通省淀川河川事務所の橋本副所長の一時間の講演。
石巻市での復旧活動を振り返りながら、東南海地震時の淀川の被災予測など詳しくご説明いただきました。
会場はほぼ満席状態。みんなとても真剣に聞いておられました。
パネリストは右から金谷区長、ザ淀川編集長、乃美さん、株式会社都市文化研究所の金井代表です。
淀川河川レンジャーの辻川さん。今回のコーディネーターです。
淀川の堤防は o.p(.最低干潮時)+2.2 (=満潮時の水位)から4~5メートルくらいは余裕をもって建てられているとのこと。
大阪湾が満潮時に4~5メートルの津波が来ても耐えられる構造ではあるとのことです。理論上は。
関西大学の河田教授の試算で、東南海地震でM9が発生した場合で5.5メートルの津波が予想されています。
単純な足し算ですが最悪のケースでは、現状で万全というわけではありません。
震災時の対応が急がれます。
ただ、M9が発生した場合でも、どの程度の浸水状況が想定されているのか。
区内全世帯が3階以上に避難すべきなのか。
最悪のケースでも、床下浸水程度の浸水なのか。
無用な混乱を避けるためにも踏み込んだ想定が必要と感じました。