あやめちゃんの出演する舞台「多賀丸叙伝」最終目公演へ行ってきました!
この日も昼・夜の2回公演です。

 

最後なので、内容についても書くことにします。
江戸時代末期、ある村で人が殺されます。
現場には花札が置かれており、人々はかつて村人たちが殺したはずの少年「多賀丸」が帰ってきたと噂します。
次から次へと人が殺されますが、主人公との出会いによって、多賀丸がなぜ殺されそうになったのか、なぜ復讐を続けるのか、その深い理由が明かされていきます……。

 

非常に重いストーリーですが、随所に笑える要素をちりばめて、話が重くなりすぎないようにしたエンターテインメント作品といえます。
斬り合いの連続で、激しいアクション・殺陣がとても凄かったです。

あやめちゃんの役は、ストーリーの舞台となる寺にいる巫女。
江戸時代には神仏混淆が進んでいたので、寺に巫女がいても不思議ではありませんね。
村に起こる悲劇を預言し、最後には吹き矢を手に戦いますが、実は悪人だった寺の和尚に殺されてしまうという役です。
ちょこちょこと顔を出しては不吉なことを言ったり、村の女たちと一緒に村人を励ます「楠ツメクサZ」というアイドル(?)になったり、なかなか楽しい役でした。
オープニングのところでは他の演者さんたちと一緒にダンスを踊ったり、エンディングの所では般若の面を被ったり、見所いっぱいでした。

 

昼の部、夜の千秋楽共に、あやめちゃんは大きなトラブルもなく、しっかりと不思議巫女「弥生」役を演じきっていました。
昼の部では終演後、乙女新党時代にお世話になった放送作家の三田さんが来ていて、ロビーであやめちゃんと面会していました。
千秋楽となった夜の部では、僕は2列目の真ん中で舞台を見ていたのですが、殺陣でふるう刀が照明を反射してキラキラ輝くのが凄かったです。
座席の場所によって、舞台のいろいろな表情が見えてくる感じも楽しかったですね。


最後に3日目に行われたトークショーの様子を書きます。
主要な出演者十数名がステージに並んでのトークショーでした。
MCは六三四(演劇パフォーマンスユニット【六屋敷 三之助四左衛門助太郎九兵衛宗清】略名『六三四』)代表で、この舞台では多賀丸を演じた加藤光大さんです。
MC「本作品では人がよく死にます。僕の舞台では、初めて全員殺しました。ということで、どの死に方がよかったかを聞いていきましょう」

ということで皆さんトーク。
あやめちゃんは杉本愛莉鈴ちゃんが新八(多賀丸の別名)がいろいろ語りながら斬られていくシーンがよかったとの後を受けて。
あやめちゃん「愛莉鈴ちゃんのに付け足しなんですけど、どうして新八さんが早く死なないのかと思いました。めっちゃ斬られてる。こんなに斬られたらすぐ死ぬはずなのに」
MC「それ言っちゃダメな奴」
観客爆笑。
「演出だから」
「6回くらい斬られてるよね」
あやめちゃん「長いんだもん」
MC「明日から省略します」
観客爆笑。
「たくさん斬られても死なない新八」
あやめちゃん「何でだろうってずっと考えてました」

 

そしてあやめちゃんの弥生に密かな思いを寄せる和彦役の志茂星哉。
志茂「自分の中で設定があって、弥生ちゃんが殺されるのを見届けてから(登場して)菊次郎を殺しに掛かってるんです。めっちゃかっこいいなと」
あやめちゃん「助けてあげて」
観客爆笑。
「演出の都合上」
観客笑。
あやめちゃん「全然わかんなかった。聞くまで知らなくて」
「何も想い伝わってないじゃん」
観客笑。

 

こんな感じの楽しいトークショーでした。