元・乙女新党の其原有沙ちゃんが出演する舞台「僕らのピンクスパイダー」の千秋楽へ行ってきました!


もう最後なので、多少のネタバレは良いでしょう。
元X-JAPANで今は亡きHIDE。
彼が好きな人たちが集まるという群像劇です。
HIDE好きでダメ男の主人公。
そんな彼にもHIDE好きな彼女ができますが、実は彼女、大きな秘密を抱えていたのです……と言うのがストーリーの軸です。

 

有沙ちゃんの役は彼女の妹。
主人公に彼女の秘密を伝えたり、彼女の最後のメッセージを主人公に聞かせようとしたりする、重要な役柄です。
前半は明るく楽しい雰囲気で話が進みますが、後半は涙、涙の展開で、観客席がらもあちこちからすすり泣きが聞こえるというお芝居でした。

 

僕は初日は行けませんでしたが、2日目から3回舞台を見ていて、この日が4回目。
公演期間の前半ではロビーを埋め尽くしていた大量のフラワースタンドも、既に撤収されています。
僕は大きめの望遠鏡で有沙ちゃんの表情をじっくりと見てきました。

 

2日目の頃はちょっと落ち着き無い感じもありましたが、この日はリラックスした感じでのびのびと演じていたと思います。
前半のライブハウスのシーンでは、役者さんたちが次々悪のりしてアドリブを繰り広げるのを見て、素晴らしい笑顔を見せてくれました。
特に、リアルに牛乳を飲み干した駅員さんが思わずゲップした時には、ツボに入ったようで大笑いしていました。

 

一転して、終盤のライブハウスのシリアスなシーンでは、この日も瞳をウルウルとさせてとても良い表情を見せてくれました。
最後の病院前は短いシーンではありますが、ウルウルさせた瞳から一筋の涙を流すという熱演でした。
また、その後の電車のシーンでは目尻を押さえて涙を拭いていました。

 

千秋楽は昼公演のため、カーテンコールにも有沙ちゃんは登場しました。
僕がそれまで見てきたのは全部夜公演だったので、カーテンコールの有沙ちゃんを見るのは初めてでした。
とてもすがすがしい表情を見せてくれていました。

千秋楽だけあって、最後はWカーテンコールがありました。
出演者の何人かが指名されて公演の感想を語っていましたが、有沙ちゃんは聞き役に徹していました。

 

全体として、とても良い舞台だったと思います。