ツベルクリンとは | 横山歯科医院

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[ツベルクリン]

(Wikipedia)


ツベルクリンは、結核菌感染の診断に用いられる抗原である。
結核菌に感染した場合、この抗原に対して陽性反応が起きることが多い。

1890年にドイツの科学者・医師であるロベルト・コッホによって創製
された。


クレメンス・フォン・ピルケは、ウマ血清または天然痘ワクチンの接種を
受けた患者が、2度目の接種に対してより早期に重度の反応を示すことを
発見し、この過敏反応をアレルギーと名付けた。

フォン・ピルケはその後すぐに結核菌感染者についても同様の反応が起こる
ことを発見し、今日でいうツベルクリン皮膚検査を結核菌感染の診断に用いる
ことができることを見出した。


日本では、結核予防法により乳幼児・小中学生に対してツベルクリン反応
検査を行い、陰性者に対してBCG接種が行われていた。
BCG接種では1960年代に管針法(俗にいうハンコ注射)が導入されている。

しかし、その後の法改正により、これらの者に対するツベルクリン反応検査は
行われなくなっている。
現在は予防接種法に基づき生後6ヶ月に至るまでの定期接種時にある乳幼児に
対してのみ、ツベルクリン反応検査をせずに直接にBCG接種を行う形となって
いる。