[肉芽腫]
(Wikipedia)
体内に異物(それは感染源をはじめとして、有害であることが多い)が入り
込んだ際に、それに対する防御反応として炎症が起きる。
その結果異物の有害性(生体にとって不利益な刺激)そのものをうまく弱体化
できればよいが、それができない場合には、刺激を和らげるために異物を
「隔離」してしまえばよい。
この「隔離」によって最大の効果を得ようとする活動が肉芽腫形成である。
このように異物を分解したり除去できるのか、それとも「隔離」するしかない
のかは、宿主の免疫能と異物の性質の相互関係にかかっている。
肉芽腫は、細胞内に感染して殺すことのできない病原体を終生無症状のまま
コントロールすることも可能である。
肉芽腫性反応は、異物だけでなく腫瘍細胞に対しても有効なコントロールを
できることがある。