大阪府、結核罹患率ワースト1・・・20年連続 | 横山歯科医院

横山歯科医院

http://yokoyama-dental.info/

[大阪府、結核罹患率ワースト1・・・20年連続]

(読売新聞  2011年8月17日)


大阪府内の人口10万人あたりの結核発症者数(罹患率)が、20年連続で
都道府県ワースト1になることが確実になった。

2010年の結果は今月下旬に示されるが、大幅な改善がなかったため。

特に発症者が目立つ大阪市は40年連続で政令市ワースト1の見通しとなり、
今年度から10年間で半減を目指す対策を始めた。

和歌山、兵庫両県など近畿各県もワースト10に入る年が多く、広域での対策の
必要性も指摘される。


財団法人「結核予防会結核研究所」によると、府のワースト1は、1991年に
香川県を抜いて以来。
それ以前は九州や四国の各県が上回ることが多かった。

2009年の都道府県別罹患率は、府が31.5人で、2位の東京都(25人)、
3位の愛知県(22.4人)を大きく上回った。
近畿地方では、和歌山(22.3人)、兵庫(22人)、京都(21.7人)、奈良
(21.3人)の各府県もそれぞれワースト4、6、8、10位に入った。

2010年の数値を集計中の大阪府は「30人を少し切るくらいになりそうだ」と
しており、「前年よりは減少の見込み」とする東京都と順位の逆転はない
見通し。


都市部で発症者が目立つのは、検診が受けられなかったり、発症しても受診が
遅れたりする社会的弱者が多く、感染が拡大する傾向があるからだという。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110817-00000500-yom-sci