口内炎:のどの病気 | 横山歯科医院

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[口内炎<のどの病気>]

(gooヘルスケア)


<どんな病気か>
口内炎とは、口腔の粘膜に炎症性の病変が生じた疾患の総称で、これには
さまざまなものが含まれています。



<原因は何か>
化学物質による化学的傷害、義歯などの接触による物理的傷害、一般細菌、
結核、梅毒、真菌(カビ)やウイルスの感染、鉄、ビタミンの欠乏などが
原因としてあげられます。
そのほか、皮膚疾患、膠原病など全身疾患に伴うものもあります。
原因不明のことも少なくありません。



<症状の現れ方>
口のなかに痛みや、違和感が現れます。鏡を見て、偶然に口のなかの異状に
気づくことも少なくありません。



<検査と診断>
粘膜の性状をよく観察し、症状の現れたきっかけや経過などを手がかりに診断
します。

口の粘膜が全体的に赤くなっている場合は、カタル性口内炎が考えられます。
細菌感染などが原因です。

粘膜に、数mmほどの大きさの丸くて表面が白っぽく、周囲が赤くなった
病変がみられることがありますが、これを「アフタ」と呼びます。
アフタ性口内炎やベーチェット病などでみられます。

粘膜が深く掘れたような病変では、潰瘍性口内炎が考えられます。
虫歯や義歯が原因の場合もありますが、結核や梅毒、がんなどとの鑑別の
ために組織検査が必要です。

点状の白色病変がみられた場合、真菌の一種であるカンジダによる口内炎が
疑われます。


ウイルス感染による口内炎では、単純ヘルペスウイルスが原因のものが多く
みられます。
唇や口のなかの粘膜に小さい水ぶくれ様の病変ができ、再発を繰り返すことが
特徴です。

また、手足口病、麻疹でも口のなかに病変がみられ、診断の決め手になる
こともあります。


このほか、天疱瘡、類天疱瘡、扁平苔癬などの皮膚疾患が口のなかに現れる
ことや、全身性エリテマトーデスなどの膠原病に伴って、口の粘膜に病変が
みられることもありますので、全身的に異変がないかどうかもよく調べます。



<治療の方法>
うがい薬などで口腔内を清潔に保ち、それぞれの原因に対する治療をします。


(執筆者:一宮一成)


http://health.goo.ne.jp/medical/search/10F20300.html