パーキンソン病・パーキンソン痴呆症とマグネシウム | 横山歯科医院

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[パーキンソン病・パーキンソン痴呆症とマグネシウム]

(東京都神経研 神経病理学研究部門 小柳 清光 先生)


<要点>
30年ほど前からパーキンソン痴呆症の発症にはミネラルが関係するのでは
ないかと言われていました。
それはつまり低Ca、低Mg、高アルミニウムの飲料水を摂取することが原因
ではないかと言われ、この仮説に基づいた動物実験が世界中で数多く実施
されましたが、はっきりとした所見が認められたという報告はこれまで
ありません。

しかしこれらの実験のほとんどが成熟した動物やせいぜい幼年期の動物を
用いた実験でした。

私たちは、「仮に飲み水が原因だとすれば、それらの患者さんは、発症する
壮/老年期になってその水を飲み始めたはずがなく、子供時代もその水を
飲んでいたはずであり、また母の体内にいる胎児のころから、胎盤を通して
その水を飲んだに違いない。さらに言えば、その未生の患者さんの両親となる
男女がその水を飲んでいたはずである。」と考え、実生活の実態にあった
実験を行うのであれば、胎児や子供時代、その前の父親、母親の代からの
影響も加味する必要があり、「二世代にわたる」研究が不可欠ではないか、と
考えたのでした。
このような実験はこれまで全く報告がありません。


詳細は、
http://tmin.ac.jp/fukyu/news/2002/193/news193a.html