[ペットボトル症候群]
(Wikipedia)
ペットボトル症候群とはスポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み
続けることによっておこる急性の糖尿病である。
糖尿病性ケトアシドーシスの症状となった若い人達の多くがペットボトルで
清涼飲料水を飲んでいたことから「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケト
アシドーシス)」と名付けられた。
1992年5月に、聖マリアンナ医科大学の研究グループが報告した。
市販飲料の多くには、100mlあたり10g(グラム)程度とかなり多く糖質が
含まれている。
スポーツドリンクにはたいてい100mlに6g程度の糖分が含まれている。
ペットボトル飲料の普及とその手軽さから、知らず知らずのうちに過剰な
糖分を摂取することになる。
20代から30代の若者に多い。
これを普段水代わりとして飲んでいる場合、1日に2リットル程度飲むと仮定
すれば120~200gもの糖分を摂ることになる(熱量にして470~780kcal)。
120gの砂糖は1個当たりの重量が3.5~4g程度の角砂糖で換算すると
約30個、ハンバーガーショップ等で多く使われている2gのスティック
シュガーだと60本分となり、スティックシュガーの袋詰め商品1つ分を摂取
していることになる。
人間が1日に必要とする炭水化物は総エネルギー必要量の50%から70%を
目標にすべきとされる。
またWHO/FAOの2003年のレポートで、砂糖は総エネルギー必要量の10%
未満にすべきだと勧告されている。