妊娠中の携帯使用、子どもの行動障害リスク高める可能性 | 横山歯科医院

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[妊娠中の携帯使用、子どもの行動障害リスク高める可能性  研究]

(AFPBB News  2010年12月7日)

発信地:パリ/フランス

【12月7日 AFP】
妊娠中に携帯電話を定期的に使用すると、行動障害の子どもが産まれる
可能性が高くなるという調査結果が、7日の英医学専門誌「Journal of
Epidemiology and Community Health」に発表された。

子どもが早い段階から携帯電話を使用し始めた場合、行動障害リスクはさらに
高まるという。


米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームは、1996~
2002年にデンマークで実施された母と子の健康追跡調査「デンマーク国家
出生コホート」の対象となった7歳児2万8,000人とその母親の健康状態を
分析した。
母親は調査の中で、妊娠中と出産後の食生活、および携帯電話の使用を含めた
生活習慣に関するアンケートに回答している。

その結果、妊娠中、出産後ともに携帯電話を使用していた母親から産まれた
子どもでは、行動障害を持つ確率が50%高くなった。
母親が妊娠中にのみ携帯電話を使用した場合、子どもが行動障害を持つ確率は
40%高くなり、出産後にのみ使用した場合、この確率は20%にまで減少
した。

こうした結果は、行動障害に影響する恐れのある諸要素を加味した場合でも
当てはまった。


同研究チームがこれより先に行った、同調査中の別の子ども1万3,000人と
その母親に対する分析でも、同様の結果が得られている。


研究者らは、携帯電話と問題行動を起こす子どもに直接的な因果関係がある
とは断定できないとしながらも、「(子どもを)早い段階から携帯電話に
さらすことにはリスクを伴う可能性がある。因果関係が現実のものなら、
携帯電話が広範に普及していることから公衆衛生の懸念材料となる」として
いる。


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2778210/6557162