大正13年(1924)の創業であり、宮沢賢治の生前唯一の童話集「注文の多い料理店」を発刊した会社です。社名の「光源社」も賢治が名付けているようです。

この光源社があるのは、材木町
江戸時代より材木商が盛んだったことに由来し、裏手には北上川が流れており
その水運を利用した商いだったのでしょう。

ごく一般の町屋の作り同様
間口が狭く、奥行きが深い造り

道路側の2階建ての建物を通り、中庭があり、最奥は蔵という形式

中庭には喫茶店。宮沢賢治の展示室もあり
民芸、そして小物売り場と素材感の生かした空間が展開されています。

スタイルのない和洋折衷

創建当初の大正から昭和初期の情緒と
民芸の持つ品の良さと力強さがこの空間にも良く現れているように思える
居心地の良さ

また次回も訪れたい空間です