【上海2011】The PuLi Hotel and Spa Shanghai その3 | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

今回滞在した「The PuLi Hotel and Spa Shanghai」の客室

http://www.thepuli.com/en/rooms-and-suites/select-a-room/deluxe-room/

宿泊したのは、「deluxe room」
数あるルームタイプの中で、一番小さな大きさだが
それでも45m2もある。

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銀杏格子の木スクリーン
客室ドアの正面にあり、内部を見通せない配慮が施されている

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45m2の客室は、左右に2つのスペースに分けられ
大きく居住スペースと水廻りのスペースに分けられている。
二つの間は、天井まである可動引込戸で仕切られ、通常は一体的な空間。

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建物は南北に長く、東西に客室が並ぶ
今回は東側の客室。常熱路に面している
もう一方は、静安公園側。公園に面しており、2種類の眺めが楽しめるということか。

常熱路の対岸は、現在建設中の「上海静安嘉里商務中心 (上海静安ケリーセンター) 」
2011年一部完成、2012年竣工とのことですが、
現時点でこの段階だと早くて2012年後半でしょうか。

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入り口側

スクリーンの向こう側が、入り口
その横にセキュリティーボックスとミニパントリー

左側は水廻り、トイレとシャワールームが個室となっている。

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バスタブは窓側。
窓にはブラインドと遮光用のロールスクリーンを完備
ブラインドは通常下りたままで回転させ、調光。

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バスタブの正面は、鏡張り
オーバーフローの排水はあるものの
オープンな浴槽の場合、「溢れ」が心配になるが、
浴槽上部の隙間から排出できるようになっている。

よく考えられた創りとなっている。

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バスタブとシャワールームとの間は、クロークとなっているのだが
その両側に洗面が、シンメトリーに2箇所ある。

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鏡両側の円筒照明は回転して、調整可能

45m2は通常の客室からすれば、程ほど広い部類だが
その広さをより感じられる創りとなっている。

いやいや、詳細までよく考え練られた設計ですね。