2次大戦後、アメリカにフランス料理を紹介した、料理研究家ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)と2002年、ジュリア・チャイルドの524のレシピを1年間で挑戦する企画を立てた、作家志望のジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)、料理に挑戦し、人生を変えた実在の2人の物語。
手間暇掛けて、創る料理。
食べ物が簡単に手に入る時代だからこそ、意味があると思う。
その料理を介して、家族との団欒があり、友人も集まる。
笑顔があり、時には涙も怒りも...
「創る」というのは、そのものを、ということでなく
それにまつわる人々を豊かにしてくれる...
「創る」というのは、苦労もあり、大変だけど
それに挑戦するのは素晴らしいこと
そんなことを感じさせる映画。
構成は、過去と現代の2つの物語の同時進行。
ジュリア・チャイルドは、おそらくアメリカでは知らない人はいないほどの著名人なのでしょう。
一方、ジュリー・パウエルは、料理好きのブロガーから作家に転身した話題の人でしょうかね?
過去と現代とを上手く噛ませ、幅広い世代に受け入れられる作品に仕上がっています。
料理関係の映画は数々あれど、ミニシアター系だとこれでしょうかね?
「厨房で逢いましょう」

※原作が「Eden」なのに、邦題が「厨房で逢いましょう」?
確かに「Eden」では、お客を呼びにくいけど、「厨房で逢いましょう」という甘いシロップを掛けたような内容でもない...
話がかなり脱線しましたが、この映画「ジュリー&ジュリア」の見所は、ジュリア・チャイルドを演じたメリル・ストリープの演技とその姿。
近作だと、「プラダを着た悪魔」の印象もあり、クールな姿を思い浮かべてしまうのだが、
この成り切りは、さすがにスゴイ。
スゴイです。
↓ジュリア・チャイルド本人