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現在たまプラーザ近辺で土地を探しています。
正確に言うと、宮崎台~たまプラーザ。
田園都市線の中でも屈指の住宅地を中心に
施主の希望を聞きつつ、知人に情報提供を依頼し、
レインズのデータベースの新着情報に
目を光らせる日々。

先日も候補地の事前調査を兼ねて、現地を廻る
そのエリアの中でも最上位の「美しが丘」においても
2丁目3丁目と4丁目では、違いがある。
上記に関しては、地名の変更時期に違いがあり
また開発主体によって、街づくりの考え方の違いがあり
現在の環境の形成に色濃く残っている。
もちろん個別に考えれば、
敷地それぞれで周辺環境が違ってくるわけで
一概に何丁目だからいいということはないし、
土地探しもなかなか難しい。

最近レインズのデーターベースを見て思うのが
このエリアで、土地の「庭先売却」の物件がよく見かける。
開発当時の土地の区画が400m2超のモノが多く
敷地を半分にしても、指定されている最低敷地面積基準を
十分にクリアできる。
このエリアも開発から30年を超えることから、
代替りが進みつつある証拠でしょう。
丘陵地の開発エリアであり、豊かな環境がこれらの地域の資源となっているのだが
造成に伴う擁壁の多い地域でもある。
擁壁自体もこの地域一帯の開発行為のなかで
行われたものが一般的だが、擁壁自体の検証も必須でしょう。
擁壁の「確認済証」「検査済証」の有無は最低限必要です。
また、2段擁壁の事例もあり、微妙な判断は役所との協議になります。
今までの経験上、施主が土地購入時に擁壁の正確な情報を手に入れていないケースがあり、
設計者が土地購入時から積極的に関わることが出来れば
良い事例が増えるのではないかと期待しています。
私が役員として関わるラクテンポが、不動産仲介を始めるに当たり、
住宅設計者向けの不動産情報サービス(現在試験中)を始める経緯も
そのようなことが要因です。
近江商人の家訓として「売り手良し、買い手良し、世間良し」の「三方良し」があるが
土地購入から住宅建築、竣工までのプロセスと、それに関わる業務をもう一度見直せば
土地購入時の在り方というのがひとつ見えてくるように思えます。
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