「エレメント」セシル・バルモンド展を見る | 横山武志建築設計事務所blog

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若手建築家のアイデアの素

構造等、様々な建築等に関するコンサルティング・エンジニア会社、オーヴ・アラップ&パートナーズに所属する構造デザイナー セシル・バルモンド氏。

彼の思想を体現すべく、「エレメント」セシル・バルモンド展を見に、初台の東京オペラシティーアートギャラリーに行ってきました。

セシル・バルモンド →WIKI

「エレメント」セシル・バルモンド展 →website

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彼の思想は、「自然」への考察から、「数」への考察へ。

「数」への追求が、「見えていること」への別の視点を浮かび上がらせる

改めて、見えているのものの根本を炙り出す「数学」、
そしてそれと呼応する「力学」とは何かを考えてしまう。

10進法しかり、数々の数式しかり。

7000枚のアルミプレートと2500mのステンレスのチェーンからなる「H_edge」。

この2つの小さな自立しないパーツから、構築される空間。

単純な2つのパーツの組み合わせは、様々な力を受け持つ。

個々を見つめると、相互関係からその力の流れは見えてくる。

全体としては、2つの要素から成り立つ純粋な空間。