前回の訪問から約1ヶ月。
今回は、BankART Studio NYKとして使われている日本郵船海岸通倉庫を訪れる

日本郵船海岸通倉庫は、1952年築のRC3階建て
荒々しいむき出しのコンクリートからは
何より強い空間のメッセージを感じる

この中に幾つものハコが挿入され
様々な作品が展示されている

R15指定の作品も幾つかあったが
それ以外の作品にも注目すべき物が多い
「タイムクレバス」というテーマのもとに
今まで人が築いてきた社会に対して
その意味を問いかける作品が多い気がする

作品を作る
作品を鑑賞する人は、それぞれのイメージを自分の中に作りあげる
その過程を考えると、作品そのものは何なのか?

20世紀多くのモノが発明され、
その機能と意味付けがなされた社会が形成されてきた。
それらは、機知であり、そこで人と人との関係が生まれるが
その意味をもう一度問い直す

モノには使った人の痕跡が残る...
等々

横浜トリエンナーレでも特に印象に残った作品は、このBankART Studio NYKにあった。
その数は2つ。心臓を「ぎゅっ」と捕まれるような作品と「恐怖と静寂」の作品。
その出会いがあるからこそ、アート探訪はやめられない。