「ガイアの夜明け」 マンション激変 ~始まった値引き合戦の裏側~ を見る。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview080617.html
昨年の建築基準法改正および建設費の高騰により、
マンションディべが厳しい状況が続いているが、
その最前線を追ったレポート。
造れば売れるという時代からの過渡期であり、
今後、大衆が見えにくい時代へ突入するにあたり
ますます、企画の戦略性が求められるのではなかろうか?
ロケーションだけでなく、性能やプランニング、設備等のハードにとどまらず
地域性、環境、コミュニケーション等を含めたソフトを絡めた
企画が求められるような気がします
われわれ設計者の立場から言えば
昨年来からの建設費の高騰は頭の痛い話です。
プロジェクト自体も概算見積もり段階で、
予定価格を上回り、3割近くオーバーすることもあります。
事業者とすれば、採算ラインをオーバーすることになり
設計の見直しは必須となります。
マンションでいえば
○法のべ床面積に含まれない共用部の見直し
○階高・天井高の見直し
○設備仕様の見直し
○内外装仕上げの見直し
今まで他の物件との差別化で充実していた共用部については
施工面積自体を抑えるため、見直しになることは必須だと思います。
このようなところにわれわれ設計者が様々なアイデアを盛り込むのですが
コストの関係上、実現できる機会は今後難しくなるかもしれません。
その中でも、何か出来ることを見つけて行きたいと思っています。
ますます、造ることの困難さを実感しています。