本日、東京マラソンが開催された。
参加者3万人、ボランティア1万人、観客約180万人
都庁を出発し、東京を観光するかのようなコースレイアウト
テレビ中継も今年は夕方まで続く。
2年目を迎え、行く行くは、東京の一大イベントの一つにも育ちそうな気配もする。
現状の東京のイベントを考えると、夏の隅田川花火もあるが、
東京マラソンの素晴らしさは、イベント自体に参加できることであろう。
私の友人も参加すると聞いている。
それ故、このイベントには、愛着を示す人が多いのではないかと思う。
「誰でも参加できる祝祭」
東京オリンピックの招致を目指す石原都知事にとって
東京に「祝祭」を持ち込むことを念頭に置いていただろう。
東京は、大きすぎる。
京都の三大祭り、札幌の「よさこい」「雪祭り」、博多「どんたく」等
都市の魅力にとって、祭りは欠かせない。
東京にももちろん祭りはあるが、東京中を熱狂させるほどの
地域的広がりのあるものはない。
東京が大きくなりすぎてしまった。
東京オリンピックもこの延長線にあるだろう。
昨年、北京を訪れたが、「オリンピック精神」をスローガンにして
中国中に熱狂を仕掛けている。
一度オリンピックを経験し、都市の成熟度の違いから
単純に比較は出来ないが、都市の魅力を引き出す何かを
「オリンピック」に求めているのだろう
やはり「愛着」の創出なのだろう。
ソウル、北京、上海、香港、シンガポール等々
東京は、アジアの都市との比較に晒されている。
今後、アジアの都市間競争を勝ち抜いて行かねばならない。
外資を如何に呼び込むか。
そのために都市は魅力的でないといけない。
その魅力の一つが、そこに住む人々の「愛着」であろう。
そこから「文化」が生まれてゆく
マラソンに参加する友人とは、実は明日会う予定。
元気な顔を見れるであろうか?