南大門火災=象徴の消失 | 横山武志建築設計事務所blog

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韓国のソウルにある南大門「崇礼門」が全焼した。

この「崇礼門」は漢城(ソウル)に遷都した1398年に建造され、
韓国の国宝第1号に指定されている。
ソウルのガイドブックには必ず紹介され、
ソウル、韓国の顔とも言うべき建物であろう。

「崇礼門」が消失してしまった。
消火活動に問題があった等の検証がなされているが、
このアイデンティティを失う痛みは、
韓国にとって計り知れないものであろう

日本に置き換えると、どのような建物になるか?
東京では?と考えると、その様な建物はあるだろうか?
皇居、国会議事堂、東京駅、東京タワー、六本木ヒルズ、代々木競技場.....
東京には様々な象徴はある。
しかし残念ながら東京を総括できるほど、強力なイメージを持ち得ていない

東京に象徴はないと言われて久しい。
あったらいいのか?
なくてもいいのか?
判断することは難しい。