昨日の話をちょっとしようかと思うんですけど…

昨日本屋行ってタレント本のあたりをぼんやり眺めてたら、大沢あかね自伝「母ひとり、娘ひとり」が目に入ってきた。出版された時から気になってはいたんだけどどうにも目にする機会が今までなかった。

そいで時間も手持ちのお金もその時無くて急いで天てれについて記述してる部分だけ読んだんだけど…別に暴露話とかそういうのは無くて番組に対する思い入れとか感謝の気持ちが見えてね。その上でこの前の福ちゃん達のラジオでの話とかと照らし合わせるとなかなか貴重な文献だなと思ったり。

あかねは正規のオーディションではなくプロデューサーと直接面接してのてれび戦士入りだったんだそうな。この時のことや番組への愛着、残留か卒業かを告げられるタイミングなど色々なこともあってもう一年やってみたい気持ちとは強かったそう。ただ天てれが中二で卒業というのは覆せなかった。

振り返るとこの99年というのがまず初めて中二戦士が生まれた年であることを考慮しなければならない。あかねやコリサがまず中二一年戦士という前例のなかったてれび戦士となりえたのはそれだけ瑛士やジャスミンが番組に残した功績が大きかったことによるものと思われる。おそらく今となってはその辺のことはあかね自身も分かっているのだろう。

この前の福ちゃんのラジオの時も思ったことだが、このあたりに確立した戦士の卒業のタイミングに関することやその当時の内部のことなどは今現在の天てれでも適応できることかもしれない。故にここに詳細に残すのはなんとなく忍びないと感じる。

たとえば数は少ないかもしれないけど、ここの読者に中学生がいたとしたらその辺りの情報を知ってしまうことはもっと大切な本質を見失いがちになる。僕自身はもう20近いしその辺りのことを考慮に入れたり差し引いたりとその時に応じた見方が出来るけど、リアルタイムで観ている子ども達にそんな話をすることは戦士が今必死にテレビを通して表現しているものの邪魔になりかねないということである。

その辺り真実、真相や番組のシステムに関すること、それと天てれを通じて伝えようとしていることというのをこの場に両立させるというのはこれほど難しいことかと今回また実感した。

最後に。あかねの本の中に出てきた「あこがれでありライバルとなった戦士」は誰だったのかなんとなく分かる気がする。誰かにあこがれててれび戦士になるという、今の戦士が未来の戦士に対する指針としてあり続けるのがこの番組の底力と言えるだろう。