友人の投稿で近隣映画館での上映終了が近いことに気づき慌てて見に行ってきました。

 

 

 

うーん!一言で言えない感想です。

「帰ってきたヨッパライ」

まだ子供でしたが両親が結構面白がって

聞いていた記憶があります。

 

「悲しくてやりきれない」はよく覚えています。

それまで大人は、理由のないことで笑ったり悲しんだりしない

無神経な動物だと思っていました。

それが、そうじゃない大人もいるんだー、と。

(屈折していました。スミマセンm(__)m)

 

サディスティック・ミカ・バンドで別次元の盛り上がりが

生まれ、ちょっとませてた中学生は夢中になりました。

コンサートや公開録画に行き、ミカさんの姿に憧れ、

「大人になったら私も負けない女になる」

途方もない野望を抱き(笑)

 

映画でもそこに至るまでのプロセス、

偶然と必然による数々の出会い、創造の渦に巻き込まれて行く

人々、トノバンを媒介に日本の音楽の作り方が

塗り替えられていく経過がとても見ごたえがありました。

 

それはイギリスツアーで最骨頂を迎えます。

一説には後藤次利氏のチョッパーベースがイギリス人が

体験した初めてのチョッパーベースだったからとも

言われましたが、ともかくも大成功をおさめたイギリスツアーは

終わりの始まりでもありました。

(続く)