昨夜、1/2-1/5まで青山BlueNoteで行われた

 

ステイシーケントの東京での最終公演を観てきました。

 

これまでステイシーのステージは東京で2回、

そして昨年NYのBirdlandで、計3回観ました。

今回はピアノが日系のアート・ヒラハラ、

サックス、フルート、コーラスで旦那様のジム・トムリンソン

2人の少人数構成でした。

アート・ヒラハラさんはNY BIRDLANDのステイシーの

ステージで初めて聴きましたが

とても端正な音を奏でるピアニストです。

 

派手さは無くとても落ち着いたステージ。

彼女の語るような歌声とアコースティックな音色が

美しく際立つようなステージでした。

 

彼女のステージはMCもまた魅力なので

耳をダンボ(死語)で聞きましたよ。

各曲の紹介とともに、詞を提供している

カズオ・イシグロさんの事、そして、今年の3月に

これまでカズオ・イシグロが彼女に提供してきた

歌詞をまとめた本が出版されること

とても喜んでいました。

 

今回はそのこともあってか、イシグロ+トムリンソン

チームで作った曲が多めでした。

私の一番好きな「Breakfast On The Morning Tram」が

演じられなかったのはちょっと残念でしたけど。。。

 

私はカズオ・イシグロファンで、およそ翻訳されている

ものは全部読んでしまったみたい?なので、

新しい本が待ち遠しいです。

 

なお、先のブログでちょっと紹介したインタビューの中で

カズオ・イシグロはステイシーについてこう語っています。

「彼女の魅力はテクニックや声量ではなくて、

歌に登場するキャラクターをいきいきとした姿に

作り上げることができること」だそうです。

 

昨夜はその言葉を思い出しながらステージ鑑賞しました。

まさに、彼女の前に歌詞の登場人物が

二重に重なって見えるような気がしました。

 

以下、覚えている限りのセットリストです。

後に「*」がついているのはカズオ・イシグロ歌詞、

ジム・トムリンソン曲の楽曲です。

振り返って見ると、今回はスタンダード曲がほとんど無かったです。

Marcos Valiの曲「To Say Goodby」は

とても悲しい、しかし美しい曲ですが

歌詞が二通りあって、どちらも捨てがたく、

2度レコーディングしたそうです。

今度聴き比べて観ようと思います。

 

Under Paris Skies (仏語)
Waiter, Oh Waiter*
Tango in Macau*
Once upon a summer time (Michel Legrand、仏語)
Train And Boats and Planes (Burt Bacharach)
God Only Knows (Beach boys) 
Shinkansen (Bullet Train)*
Post card lover*
Back to back?? たぶんタイトルは違う*
To Say Goodby
I Wish I Could Go Travelling Again*
Summer Me Winter Me

 

彼女の新しいアルバム

「Summer Me, Winter Me」買いました。

サインももらっちゃった

ほぼ追っかけ、、、