12月とは思えない陽気ですが、確実に年末が

近づいています。

 

この時期、町中で流れるクリスマスソング。

ライブで歌えば場の雰囲気が温かくなるし、

お客様も期待している。だから、歌いたいのですが、

実はこれが結構大きな課題なのです。

その理由とは、、、

 

①一年にこの時期しか歌わない

②名曲揃いゆえ意外とメロディーが難しい

③名唱が一般の方にも広く知られている

 

歌うのにハードルが高い!

ディナーショーに出演する歌手仲間とも

先日この話で盛り上がりました。

とにかく聴きこむこと、歌いこむことしかないので

勉強中です。

 

私の好きなバージョンをご紹介します。

Have Yourself A Merry Little Christmas

John Legend & Esperansa Spolding

 

 
このバージョンを聴いた時は「わ!」と思いました。
John Legendは昨今のR&Bシンガーとしては最高峰だと思っています。
そこに、ベーシスト&歌手のEsperansaです。
意外な組み合わせですが、Johnの声がすごくジャジーで、
Esperansaとの絡みがおもしろくて、気分が上がります。
 
同じ曲で、こちらはSamara Joyのバージョン

 

 

若いのにクラシカルで上品な歌唱で、初期のエラを思わせるSamara。

歌詞が変えられています。

From now on our troubles will be out of site

Next year our trables will be out of site

そしてUntil then we have to muddle through somehow

(それまでこの混乱を何とかやり過ごさなくてはならない)

という歌詞が続きます。

たぶん、レコーディング時はコロナの影響で、

クリスマスに遠方の家族や友人が集まれないという

環境下で作られたものだと思います。

 

そしてもう一曲はKenny Logginsの作による

Please Celebrate Me Home。

 

 

遠く離れた場所から故郷に戻り、家族や友人と再会する、

その喜びを歌った曲です。

カントリー歌手LeAnne Rimesのバージョンでは

911以降、アフガニスタンに駐留する米兵士たちの帰還シーンが

イメージ映像として使われました。

こちらも感動ものです。

 

 

しかし、クリスマスが「お祭り」として日本で定着して

久しく、今の若い人はクリスマスがイエス・キリストの誕生日って

知っているのかな?まあ知っても知らなくても多くの人にとって

「特別な日」なんでしょうね。

ミッションスクールの寮で暮らした私にはまた別の感情があるのですが

それはまた別の機会に。