もう先週のことですが、来日していたイヴァン・リンスの公演を

ブルーノートで観ることが出来ました!!

 

今回の来日、もろもろ予定が重なり、迷っているうちに

Sold Out。連日サイトをチェックしていましたが

キャンセルも取れず。当日別の外出先に向かいながら最後の電話、

と電話した時、臨時席の最後の一席が取れました。

 

お席は二階の末席中の末席でしたが、ライブならではの空気は味わえました。

イヴァン・リンスは昨年もリー・リトナー&ディープ・グルーシンの

ライブのゲストとして来日したのですが、その時の公演は

彼の出番は30分も無く精彩を欠いていた印象でした。

なので、今回80歳でのショー、ちょっとだけ心配もしていたのです。

 

しかし、登場してきた彼は生命感に溢れていました。

そして、その豊かな音楽で会場を満たしてくれました。

曲目は、ラブダンスやDinorah dinorah, Começar de Novo など

有名曲をコンパクトに続けて演奏したほか、

これまであまり関心が無かったというインストの新曲を

「口トロンボーン」で演奏してくれました。

MCはユーモアたっぷりで曲の逸話などを聴くことができました。

 

切ない美しいメロディー、何とも言えない味のあるボーカル。

アレンジもう素晴らしい。

そして、なんて色っぽいんだろう、と、演奏の間中考えていました。

 

自身が演奏していない時に、他のバンドメンバーに向ける視線が

とてもやさしいんです。

ああ、この人は心から演奏する事を愛しているんだなと感じました。

 

アンコールは無かったのですが、通常60分のブルーノートのステージ、

80分近い演奏でした。満足です。

生きてて良かった系のライブでした。

 

これを糧として、9/22のG'sライブに向けて集中します。