少し前に、福生の花屋さんで狩った多肉。
(ペチュニアの夢のしずくと一緒に買ったのだったか…)

6月8日の画像↓



こんなにみっしり入っていて、150円だった。

名札は無くても分かる。
(なぜなら、2回ほど☆にしているから……)

これはクラッスラの銀箭(ギンセン)に違いない。

銀箭
学名:crassula mesembryanthemoides

ただ、この多肉の名前は、よく「銀揃(ギンゾロエ)」となっていて、
学名も、
crassula mesembryanthoides(emが抜けている)
となっていたりする。

2009年頃に買った多肉の本のページ↓
(本は2007年に出たもの)



この本では、漢字は「銀箭」なのに、フリガナが「ギンゾロエ」。
学名も、
〜themoides(セモイデス)ではなく、
〜thoides(トイデス)の方になっている。

また、ものすごーーーくメジャーの生産者さんのページでは、

銀箋(ぎんぞろえ)、銀揃

となっていたりする。



銀箭は、銀色の矢の意味。
検索すると、夏目漱石の草枕で、雨を銀色の矢に例えて銀箭と使っていた。

銀揃…銀が揃っている
まあ、揃っているかも知れないけど、わざわざそんな名前を最初から付ける?

銀箋…に至っては…無理に解釈して、銀の手紙…とか?

この多肉を見て浮かぶ名前とすれば、この中では銀箭が自然では?


中国語のサイトで、銀箭と出て来る。
推測だけれど、そちら経由で輸入されて、
日本では銀箭の「箭」の字にあまり馴染みがないため、
途中で間違えて「揃」にしてしまった人がいて、
その読み(ソロエ)を使う人が出て来た、
ということなのではないかと思う。

「箋」は、たけかんむりと、読み方(セン)から、
この字を間違えて引っ張って来ただけなのではないかと思う。


本やメジャーなサイトに書かれていれば、
一般の人はそれを頼りにする。
そして広がる。

前にも書いたと思うが、流通に関わる側の方々は、
情報も正確に伝えるように、もう少し努力して頂きたいと思う。



………とエラそうに書いたが、過去2回も☆にしている銀箭。
今度こそちゃんとお世話を…しっかり!自分。
(未だ植え替え出来ず…梅雨だし!)