こんばんわ、ゼロウキです。


今回は釣りネタではないんですが、仕事柄、いろいろと勉強していて初めて知った行為がある。


それは、、、キャビテーションエロージョン!!


なにそれ?って感じでしょ。


この正体は、、関節鳴らし。ポキポキ、またはボキッボキッと首や指を鳴らしてはいませんか?


僕も関節に変形がある患者に対して、関節を正常な位置に戻すため幾度か用いたやり方です。しかし、調べてみると大変危険な行為であることが判明しました。


一番危険があるのは、首です。


このボキッボキはなぜ起こっているのか?それは関節と関節をつないでいる関節包という真空の膜の中で発生します。この関節包の中には関節液が入っていて関節への衝撃を緩和するために関節液というものがたまっています。


この関節に強い外力を加えるとどうなるか?


関節包の内圧が急激にあげられることで、関節液が膨張し、耐えられなくなった関節液の中で爆発が生じます、この時に関節液の中で液が膨張し、気泡が発生します。この気泡が発生した音がボキッボキッなんですね。


なんか肩が凝ってボキッ!なんか快感ですよね。しかし、この関節鳴らし。非常に怖い存在なのです。


首に関して、回答させていただきます。


人間の首の重さは、さまざまですがだいたい5㎏から8㎏ぐらいあるといわれています。5㎏を想像してみてください。お米で考えるとあの5Kgを首の骨は支えています。しかし、首は上下左右よく動くように小さな関節の集合体で形成されています。


あのボキッボキで骨にかかっている衝撃がどのくらいか知ってますか?


なんと、、、およそ1トンです。


この衝撃を加えると骨の軟骨が一番初めに傷つきます。次に骨です、この骨がほんのちょっと微細に傷ついてしまうと骨は治ろうという生理現象で骨を再形成します。この時副作用のようにできるのが骨棘というものです。ようは骨のとげみたいなものこれが首に通っている椎骨動脈に解離(動脈がはがれる現象)を引き起こします。または関節のズレが生じ徐々に動脈を圧迫していく場合でも起こります。


解離が起きるとどうなるか?出血するのです、もうお気づきの方もおられるかもしれませんが、これは脳卒中なのです。


脳卒中はおよそ50歳から70歳くらいに起こされる生活習慣病(高血圧)などで引き起こされる病気を思われがちですが、20歳から30歳くらいの方でも起こります、これを若年性脳卒中といいます。


僕は、最少7歳の脳卒中患者も経験があります。


普段何気なく、関節を鳴らしていませんか?


一日に数回程度であれば問題はないそうですが、癖で10数回行ってしまっているそこのあなた!!


やばいですよ、最悪の場合、半身不随、または死にます。


多くは肩こりの方で関節を鳴らしている方が多くなるようです、実は僕も猫背がひどく背中が凝って痛いんです。だから何気に関節鳴らしをしていましたが、これを機にやめることにしました。


そのほか腰、指などよく鳴らしている方、変形してきている、関節の節々が太くなっている方などもし疑問や不安がある方コメントをください。


多くのご指導、アドバイスを自分なりにひも解いてご説明させていただきます。


以上、患者の明日を支えていこうと意気込むゼロウキでした。