みなさん、こんにちは!
フリペチームの田所です。

久々のブログ更新は、横浜トリエンナーレサポーター フリペチームが発行する「ヨコトリーツ!」の号外としてお届けします。

めでたい号外第1弾は8月20日に開催されたサポータズサロン「アート×横浜市 vol.1」です。会場は普段とは違い、富士通エフサス様にご協力いただき「みなとみらい Innovation & Future Center」にて行われました。

開会のあいさつは、いつも通り山野真悟(横浜トリエンナーレサポータ事務局長)から。

そして講演はまず逢坂恵理子氏(横浜美術館館長、横浜トリエンナーレ組織委員会委員長)より、国際展の役割の変遷を解説いただき、次に神部浩氏(横浜市文化観光局総務課長)より、横浜市の創造都市政策についてご講演いただきました。

その後、田添かおり氏(20年以上の横浜で活動しているアーティスト)を交えてパネルディスカッションが行われました。

   



中でも興味深かったのが、パネルディスカッションで話題になった“ヨコトリの位置づけ”。

横浜市では創造都市政策においてヨコトリをリーディングプロジェクトとして位置づけています。かつての中心地である関内・関外地区がさびれていく状況を改善すべく、横浜の歴史的資産を含めた文化を活かしながら活性化を図ることを目的に2004年に始められた創造都市政策。創造界隈形成拠点とヨコトリとの連携プログラムは前回展の2つから今回展は5つに増加。ヨコトリはリーディングプロジェクトとしてのポジションを確立しつつあります。

近現代作品を主に扱う横浜美術館では、近代美術を展示・収集しつつ、現代美術を発信し育むことができる場所。

そしてアーティストの視点では、普段会うことができないアーティストやキュレーターが横浜に会する機会。このタイミングで自分の作品を発表しない手はない!

まちづくりから「横浜」のブランド力に関して、神部氏は、取材等のメディア露出が増える機会なのでヨコトリは一役を担っているが、日本(横浜!?)でヨコトリの知名度はまだまだ高くないので頑張る!という一方、逢坂氏は世界では日本を代表する芸術祭は横浜という反応になってきた、という意見。今年発足した International Biennale Association(IBA)という世界的な国際展の組織では、日本から横浜トリエンナーレが推薦され、逢坂氏が理事に加わることに。



地元だからという理由で関わっていたヨコトリ。その巻き込んでいる範囲が自分の想像より大きく、世界屈指の芸術祭にまでなっていたとは驚きです。これからもヨコトリがペースメーカーとなり、横浜が大きく変わっていく予感がしてワクワクしました!

次回のサポーターズサロン「アート×横浜市vol.2」は9月17日(水)19:00~21:00、場所は同じく株式会社富士通エフサス様のご協力を得て「みなとみらいInnovation&Future Center」にて開催されます。
テーマは「アーバンデザインはいかに創造性を育むか」です。詳しくはコチラ!
みなさんの参加お待ちしております!