私が介護業界に足を踏み入れたころは「痴呆」とか「ボケ」とか言っていましたが、
「認知症」という言葉がだいぶ浸透していると感じます。
皆さんの認知症に対する知識も豊かになり、
「ぼけちゃった本人はいいわよねぇ、何にもわかんないんだから」
なんてことは、あまり聞かなくなったよう感じます。
認知症になった方でも何にもわからないわけではなく、
本人の不安がとても大きいということが知られてきているからだと思います。
平成17年度から「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」構想の一環で
「認知症サポーター」を全国で100万人養成することを目標に
「認知症サポーター100万人キャラバン」
というものを国は推進してきたのですが
5~6年ぐらい前に100万人達成したとのことだったはずです、、、
上記ホームページで確認したところ、認知症サポーターは
750万人を超えていました。
介護保険の法改正でも認知症への対応は大きな問題となっています。
新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)など策定されました。
認知症地域支援推進員も増えることでしょう、、、
私がご高齢者、要介護の方、認知症の方と接する中で
自分の両親によく話をするのことは、「しっかりと食事をしてね。」
ということです。
認知症になって食生活が乱れるということもあるのですが、
認知症の方は以前から偏食だったとか、1日1食しか食べない生活だった
などという方が多い印象なのです。
(1日1食健康法というのもあるので、否定するわけではありませんが、、、バランスの良い食事が大事!!)
あくまでも個人の印象ですので、統計学的根拠はありません。あしからず、、、
「ベテラン館 横手台 通所介護」 では、頭と体をつかったトレーニングも行っています。
楽しみながら体を動かすことは、認知症の予防や進行予防にもなると言われています。
ただ、それだけでも安心できません。
認知症は病気ですので、早期発見、早期治療が重要です。
軽度認知障害(MCI)の状態をいかに早く気付くかもポイントです。
65歳以上の4人に1人はMCIというデータもあるようですので、心配なことがあれば、要介護や年齢にかかわらず、気軽にご相談いただきたいと思います。
医療機関をご案内することもできます。
医療法人新正会では、福祉と医療の連携に力を入れてます。
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